小林恒夫単語

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• 人物・エピソード
• 通算成績
• 獲得タイトル・表彰・記録
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小林恒夫（こばやし つねお）とは、元プロ野球選手である。

概要

1926年1月1日生まれ。長野県長野市出身。

日本統治下の台中商業に進学。ただ、戦況が悪化していた時期であったため、甲子園大会出場歴は無し。

卒業後、台湾電力に入社後、上田栞製作所に入社。

1947年、日本野球連盟ではなく、同年創立された国民野球連盟（国民リーグ）の大塚アスレチックスに入団。

1948年、国民リーグ解散に伴い、買収先の金星スターズに入団。同チームの監督であった石本秀一氏の指導を受けて頭角を現し、同年は14試合に先発。3勝9敗、防御率2.37という成績を記録した。

1949年、大洋ロビンスに移籍。3勝を挙げたが7敗を喫し、防御率も6.07と今一つな成績に終わった。

1950年、チームは強力打線を武器にセ・リーグを制覇したが、小林自身は1勝5敗、防御率6.14と振るわなかった。

1951年、チームの勝ち頭として活躍し、18勝15敗、防御率4.85を記録。これがキャリア唯一の勝ち越しであった。

1952年、チーム勝ち星のおよそ3分の1となる12勝を挙げ、防御率も3.69とまずまずの数字を残したが、セ・リーグワーストとなる27敗を喫した。

1953年、太陽を吸収合併した大洋松竹ロビンスへ移籍。

大洋でも先発投手として起用されたが、1955年には2勝14敗、1956年には4勝13敗と大きく負け越し。

1957年シーズンオフ、自由契約となり、近鉄パールスへ移籍。

近鉄では14試合に登板したが勝ち星を挙げられず、同年限りで現役を引退。

人物・エピソード

無尽蔵のスタミナと、剛速球、決め球のドロップボールを武器に活躍した左腕。

通算100敗以上喫した選手の中で、唯一50勝未満の投手であり、通算負け越し数64はNPBワースト記録である。

愛称は「ベーブ」。金星時代につけられたものだが、詳しい由来は不明である。

登録名は、入団時は小林常夫、1949年からは小林恒夫、1955年以降は小林経旺と変更している。

通算成績

投手成績

通算:11年	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB	284	65	11	46	110	---	---	.259	1442.2	559	549	786	681	4.24

獲得タイトル・表彰・記録

• 通算負け越し数：64　※NPBワースト記録
• 最多失点勝利投手：12（1951年8月1日、対大阪タイガース戦）　※2リーグ分立後最多失点

関連項目

• プロ野球
• 大洋松竹ロビンス
• 近鉄パールス
• プロ野球選手一覧