帰とは、帰るという意味の漢字である。
また中国に帰姓がある。
漢字として
- 意味
- 家にかえる、還る、もとのところにかえる、かえす、嫁ぐ、服従する、あるところ落ち着く、なつく、属する、白状する、死ぬ、(饋と通じて)贈る、という意味がある。
- 〔説文解字・巻二〕に「女嫁ぐなり」とある。〔玉篇〕に「還るなり」とある。
- 字形
- 旧字体は歸。新字体の帰は俗字の一つ。
- 𠂤+止+帚の会意。甲骨文・金文での字形は𠂤+帚である。𠂤は師の初文で軍隊に関係する字、帚は婦や箒の初文。のちに止や彳が加えられ、最終的に𠂤+止+帚の字形となった。
- 解釈については諸説あって、軍隊が婦人のいるところに帰る意とする説、帰還した軍隊が携行していたひもろぎの肉(𠂤)を帚状の道具で清め廟に収め祭ったとする説(白川静)などがある。
- 〔説文〕には「止に从ひ、婦の省に从ふ。𠂤聲」と形声とある。
- 音訓
- 音読みはキ(漢音、呉音)、訓読みは、かえる、かえす、とつぐ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 歸を声符とする漢字には、蘬、𧢦などがある。
- 語彙
- 帰一・帰依・帰往・帰化・帰臥・帰還・帰国・帰順・帰趨・帰省・帰巣・帰蔵・帰属・帰宅・帰着・帰納・帰馬放牛・帰路
異体字
歸
- Unicode
- U+6B78
- JIS X 0213
- 1-61-37
- 部首
- 止部
- 画数
- 18画
皈
- Unicode
- U+7688
- JIS X 0213
- 1-66-7
- 部首
- 白部
- 画数
- 8画
- 歸は、旧字体。常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 㱕は、〔説文〕に「省す」とある籀文。
- 𤾤は、〔字彙補〕にある古文。
- 𢅨は、〔字彙補〕に歸と同じとある字。孔龢碑にあるらしい。
- 𢅦は、〔字彙補〕に𢅨と同じとある字。
- 䢜は、〔石鼓文〕に見られる異体字。
- 𨓼は、〔字彙補〕に䢜の本字とある字。
- 𣦨は、〔字彙補〕に歸と同じとある異体字。
- 𨺔は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𨺜は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 皈は、〔字彙補〕に歸と同じとある異体字。帰依のことを皈依と書く。JIS X 0213第二水準。
- 𡚖は、〔字彙〕にある俗字。
- 归は、簡体字。俗字である。
関連項目
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