このハンマーは
私の、初恋❤
愛嬌妖精サエポヨとは、TCG『デュエル・マスターズ』およびDCG『デュエル・マスターズ プレイス』に登場するクリーチャー(キャラクター)カードである。
概要(TCG版)
愛嬌妖精サエポヨ C 自然文明 (2)
クリーチャー:スノーフェアリー 1000+
自分の他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、このクリーチャーのパワーは+3000される。
DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」で登場したスノーフェアリー。本弾はドラゴンと5種の従属種族[1]しか登場しないと割り切ったシリーズ『ドラゴン・サーガ』でありながら、関係のないスノーフェアリーとして登場した。アニメで登場した『腹の色真っ黒ーバーX(略してハラグロX)』の一人、サエコをイメージしたクリーチャー……という扱いなのだが、当のサエコは青髪ロングヘアーを流しているのに対して、《愛嬌妖精サエポヨ》はベージュのツインテール。まあデュエル・マスターズのアニメではよくあることではあるのだが[2]。なお当の使い手のぶっちゃけはエリカ推しであったためそこまで触れられることもなかった。
ハラグロX唯一のスノーフェアリーだが、それがメリットになるどころかむしろそれが祟りハラグロXデッキの構築は非常に困難。他の2体にあわせてビーストフォーク號にならなかったのはおそらく、先行する《怒髪の豪腕》の存在故であろうと思われる。《怒髪の豪腕》は《愛嬌妖精サエポヨ》とことなり「他のクリーチャー」と、反応するクリーチャーが自分のそれに縛られておらず、相手ターン中でも殴り返し等に強くなっている。種族が違うおかげで《怒髪の豪腕》の完全下位互換化を防いでいるというわけである。ただし現実には【スノーフェアリー】デッキでもそこまでアタッカーが欲しい場面ばかりではないこともあり、採用率はそれなり。むしろ、【超幻影 ワラシベイベー】デッキで、5枚目の《怒髪の豪腕》として運用されることのほうが多い。何のために完全下位互換化を防いだのかわからなくなりそうな話である。
関連カード
怒髪の豪腕 C 自然文明 (2)
クリーチャー:ビーストフォーク 1000+
他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、このクリーチャーのパワーは+3000される。
《愛嬌妖精サエポヨ》がビーストフォーク號にならなかった要因ともされる、効果的に上位互換的存在のビーストフォーク。DM-08 「闘魂編 第3弾 超神龍の復活」にて登場し、その後長らく【ビーストフォーク】デッキを中心に一線を張り続ける名カードである。《愛嬌妖精サエポヨ》からすると10年も前のカードであり、言ってしまえば「10年も前のカードの完全下位互換にならないように種族を変更された」わけである。
雪精 サエポヨ C 自然文明 (2)
クリーチャー:スノーフェアリー風/革命軍 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、自分のクリーチャー1体のパワーを+2000する。
《愛嬌妖精サエポヨ》がリメイクされたクリーチャー。自分ではなく他のクリーチャーをパワーアップさせる効果になっている。だがぶっちゃけ自己強化のほうがはるかに使いやすいため、せっかくスノーフェアリー風でエリカッチュとマリニャンが登場したにもかかわらずサエポヨは旧版を使われることが多い。
概要(DCG版)
愛嬌妖精サエポヨ C 自然文明 (2)
クリーチャー:スノーフェアリー 1000+
他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、このクリーチャーのパワーを+3000する。
DCG版では先行して実装された《怒髪の豪腕》と全く同じ効果で実装された。なおDCG版においては闘魂編あたりの弾なのにもかかわらず、10年ぐらい後追いして登場したいわゆる『異世界転生』枠。この枠では《光輪の精霊 ピカリエ》に続くパワーカードとして環境に君臨した。ここにきてスノーフェアリーだったことが《愛嬌妖精サエポヨ》にとってはメリットとなっている。
本作では《ダイヤモンド・ブリザード》が魔改造されて登場した一方で、まともに進化元として運用可能なスノーフェアリーがあまり多く採録されていないため、必然的に採用率が上昇した。現在では【黒緑速攻】(All Division)でも採用率が高い。
一方でボイスが長めであり、効果が強制であるため、互いの持ち時間を消費するというとんでもない遅延要因でもあり、「相手のサエポヨのボイスのせいでトドメをさせず敗北」「自分のサエポヨのボイスのせいでトドメをさせず敗北」というとんでもない事態が度々発生するほどであった。おまけに肝心のボイスは「このハンマーは、私の初恋❤」という、アイドルらしいあざとかわいさを狙ったものであるが、何度もこれを聞かされていればイライラしてくること請け合いのもの。《怒髪の豪腕》の場合は「止まらねぇ!」という短いボイスだったためこの問題は起こっていなかった。これもあって、プレイヤーからは「《ダイヤモンド・ブリザード》よりも《愛嬌妖精サエポヨ》のボイスをナーフしろ」という声も上がっていたほど。
関連動画
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関連項目
脚注
- *ジャスティス・ウイング、リキッド・ピープル閃、ファンキー・ナイトメア、ヒューマノイド爆、ビーストフォーク號の5種族。
- *《永遠のプリンプリン》の人間態はショートヘアなのに、《永遠のプリンプリン》自体はロングヘアー。まあこちらは髪色は同じなのだが。
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