本当の愛はここにあるとは、歌詞の一節である。
概要
アニメ「けものフレンズ」のOP曲「ようこそジャパリパークへ」の歌詞の一節である。
アニメ第一話でサーバルはかばんちゃんと初めて出会い、持ち前のコミュ力ですぐに打ち解けて共に行動する。これと言った特徴がなく身体能力も低いかばんちゃんだったが、サーバルは「へーきへーき!フレンズによって得意な事違うから!」「かばんちゃんはすっごい頑張り屋だから、きっとすぐ、何が得意かわかるよ!」と励ましてあげたり、かばんちゃんの優れたところを見つけた時にも「すごーい!」「わたし、あなたの強いところだんだんわかってきたよ!きっと素敵な動物だよ!楽しみだね!」と自分の事のように喜んだ。単純なアホの子萌えを狙ったのではない、他者を思いやる気持ちが感じられるセリフである。
サーバルのどこまでも肯定的で優しい言葉、すごいと思ったことは素直にすごいと褒めてあげる純粋さ、かばんちゃんに対する慈愛にも似た態度、そして、冒険の果てにそれに応えるかばんちゃんの勇姿に、画面の前のフレンズ達はバブみを感じ心を打たれ、こう思ったことだろう。
「本当の愛はここにある」と。
初見は第一話の不可思議なノリに戸惑うだろうが、2人と出会ったフレンズ達との交流に徐々にどこか優しい雰囲気を感じられる作りになっている。けものフレンズは一躍人気アニメとなったが、アニメ全体を通して、実際の動物達のように自由気ままで裏表無く、それでいて底無しに友好的で困っている人を無償で手助けしてあげるフレンズ達の姿が、現代社会に疲れ心の乾きかけた視聴者の琴線に触れるところがあったのも一因だろう。フレーズ自体は陳腐な言い回しではあるが、前後の歌詞も合わせてけものフレンズのテーマを端的に表していると言えよう。
主にニコニコ静画のタグとして利用されているが、表記揺れとして「ほんとの愛はここにある」「ホントの愛はここにある」「本当の愛はここにあった」などがある。→まとめて検索 ED曲のタイトルである「ぼくのフレンド」も似たような意味のタグとして使用されている。
なお、作者の大石昌良は、2003年にSound Scheduleの楽曲『ことばさがし』においては「あなたのもとへ届け愛の唄」と歌っており、実に14年越しで本当の愛を見つけ出した、のかもしれない。
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