まかせて
ラッキービーストとは、『けものフレンズ』に登場するキャラクターである。
まかせて、ぴったりの概要があるんだ
けものフレンズのコンテンツの内、ネクソンアプリ版と漫画版には登場しない。ただし、ネクソンアプリ版の資料では「生き物らしい」ラッキービーストを目撃したり、それをモチーフにしたマスコットや着ぐるみが作られ、それがアニマルガールになってしまった3人が存在する。それが「スタービースト」である。
名称も同様に、その生き物を見かけたら動物の研究がなぜかうまくいくことがあり、「幸運のけもの」と称されたのが転じて、「ラッキービースト」と模倣されたものができあがった。
以下では、その後でも登場するロボットタイプのアニメ版の活躍について述べる。
草むらの陰で機能停止(?)していたが、1話「さばんなちほー」でじゃんぐるちほーに入ったかばんちゃんたちに反応し姿を現した。図書館に行きたいというかばんちゃんの声に応じて、ジャパリ図書館への道を検索。そこまでの案内をするために2人に同行することになる。自称は「ラッキービースト」だが、サーバルはじめフレンズからは「ボス」、かばんちゃんからは「ラッキーさん」と呼ばれる。
形は狐を模したかのような容貌で、大きな耳と尾を持ち、二本足で動くが手はない(人口に膾炙している中で、おそらく最も近い形は小トトロ)。
ジャパリパークはサンドスターの影響で変異をとげ、通常では考えられない広さの場所に、熱帯から寒帯までが存在する複雑な地域であり、そのうえ様々な「特別な設備」が存在している。ラッキービーストはその全体の案内と解説をする役割をもつ。ちほー(気候)やそれが人体に与える影響をはじめ、施設や「遺跡」、フレンズのもとになった動物の性質などなど、多くの知識をもっている。
その情報や固有の能力で冒険を支援。ジャパリバスの入手、バッテリーの充電、ロープウェイを下るための機械(「おーいしょ、おーいしょ」のアレ)の発見、ジャパリバスの雪上走行用換装、「かまくら」の発案など、かばんちゃんとサーバルの旅の大きな助けとなる。……のだが、「まかせて」と自信ありげに発話するわりに、緊急事態に遭遇するとフリーズして役に立たなくなるため、ちょいちょい視聴者に罵倒される。
下項、「ラッキービーストの謎」でも触れられているとおり、かばんちゃんの声にのみ反応し、基本的に他のフレンズたちには反応しない。そのため、行く先々で、フレンズたちがラッキービーストがしゃべる様子に驚いたり不思議がったりすることが多い。
ただし、一部のフレンズはこの理由を把握しているようで、4話「さばくちほー」に登場したツチノコは、ラッキービーストが話しかけるかばんちゃんに対し「お前、もしかして……?」と何かを言いかけた。7話「じゃぱりとしょかん」では「アトラクション内」では基本的にしゃべらないことが判明。また、アフリカオオコノハズクとワシミミズクの台詞から、ジャパリパークの少なくとも一部はラッキービーストらによって整備されていることが分かった。
3話「こうざん」で見せた除草機能や、5話「こはん」で見せた建築材に有用な樹木の位置情報もその中の機能と考えられる。加えて「ら」と表現されていることから、ラッキービーストは複数いることも示唆された。実際、8話「ぺぱぷらいぶ」でラッキービーストが複数登場した。また、フレンズへのジャパリまんの配給もラッキービーストらによる。また、各個体は群体としてネットワークで繋がれている。総合的に見ると、かなりハイスペックである。
ラッキービーストの謎と考察
スタッフロールの「CAST」において、ラッキービースト役の声優は「????」と表示されていて明かされていない。他のメインキャラクターのうち、誰かの声に似ているという話もあるが……?
- なぜフレンズたちから「ボス」と呼ばれているのか?
- なぜかばんちゃんとだけ会話し、フレンズたちとは話そうとしないのか?
- 2話、4話、9話で録音音声らしい女性の声を流し始めることがあるが、この女性は誰なのか?
- 2話ではかばんちゃんの帽子の羽根に反応して録音音声を流し始めたが、その理由は?
などと謎めいた点が多い。そのため、ニコニコ動画のコメントやツイッター上などでは考察が好きなフレンズたちから様々な推測・憶測・妄想が流れている。
因みに9話「ゆきやまちほー」で録音音声の声の主の名前が判明。
そして、10話「ろっじ」にて・・・・・・
例えば、「名前の由来については普通に考えるとLucky beast(幸運の獣)であろうが、実はLackey beast(従僕の獣)であってヒトにのみ従う存在として作られているのではないか?」といった考察をするフレンズたちも[1]。
ただ、グッズなどでは「Lucky」の綴りが使われており、恐らくこちらで間違いないと思われる。
さらに深く考察するのが好きなフレンズらの中には、アニメ版「けものフレンズ」自体を「人類補完機構シリーズ」というSF小説シリーズになぞらえて解釈しているフレンズもいる[2]。そしてラッキービーストの「かばんちゃんとしか会話しない」という点について、その小説シリーズに出てくる、ドイツ人としか会話を行わない「ドイツ人以外絶対殺すマシーン」であるロボット兵器「マンショニャッガー」と重ね合わせているようだ[3]。まあここまでくると、さすがに冗談半分のようだが。
フリーズするボス
基本的には旅の大きな支えとなるボスだが、ここぞという緊急事態にかぎってフリーズするため、視聴者からよく「はぁーつっかえ」「ポンコツ」「無能」呼ばわりされている。今のところ、「まかせて」もフラグ。
- 2話、「まかせて、僕の頭にはパークの全地形が入っているんだ。この茂みを越えればあとは楽な道だよ」→川によって道がなくなっておりフリーズ。マカセ、マカ、マママ・・・マセ・・・マ、マ・・・
- 3話、「まかせて、ぴったりのコースがあるんだ」→ロープウェイが稼働しておらずフリーズ。ア゛・・・ア゛・・・ケンサクチュウ、ケンサクチュウ・・・(挙句結果は出ず)
- 3話、トキの歌を聞いて真っ先にぶっ倒れる&トキを煽る
- 4話、「運転はまかせて」と言いつつ、砂嵐を前にジャパリバスがスタックする→白くなってフリーズ
- 5話~6話、路上に岩を置かれジャパリバスを止められたうえ、かばんちゃんとサーバルが拉致される→ア、ア、アワワ・・・(結局ふたりが自力で帰ってくるまでフリーズ)
- 9話、暴風雪でかばんちゃんとサーバルが凍死の危機に→原義通りフリーズ(その後、解凍のために温泉に凍りついたまま放り込まれる)
終盤の活躍
11話ではサンドスター・ロウ大量発生の警報を出しかばんちゃんを避難させようとするも、「パークのみんなの役に立ちたい」というかばんちゃんの意思を尊重。かばんちゃんを暫定パークガイドに認定し権限の一部を譲渡する。黒いセルリアン戦では、セルリアンを船まで誘導すべく高度なドライビングテクニックを発揮。サーバルちゃんにも「”今日の”ボスはカッコいいね」と評された。
かばんちゃんがセルリアンに捕らえられた12話ではついにサーバルちゃんと会話を行う。曰く、生態系への干渉を避けるため普段はフレンズに応答しないが、ヒトに危機が迫った際はやむを得ないとのこと。サーバルちゃんへ「3人での旅は楽しかった」と感想を述べ、自身は船の調整に専念。また、他のラッキービーストと通信を行い、ハカセたちと連絡を取るなど影でフレンズたちをサポートした。誘導されてきた黒いセルリアンが船に乗るや船を沖まで発進させ、燃えさかる船の中セルリアン共々沈没した。
翌朝フレンズたちが捜索する中、腹部にあるレンズ状のパーツの状態で発見された。この状態でも会話機能は生きており、サーバルちゃんを驚かせた。以降はかばんちゃんの右腕に腕時計のように装着され、これからもガイドとしてかばんちゃんをサポートしていくようだ。
けものフレンズぱびりおん
新たにピンク色で羽根飾りを付けたラッキービーストIII型が登場。3型と表記されることもある。これに対して今までのラッキービーストはI型と呼ばれている。なぜかII型をとばしてIII型になっている。
I型はフレンズにジャパリまんじゅうを配り、III型はパークにやってきたゲスト(プレイヤー)の対応を行う。
後のアップデートでのI型の見た目をハロウィン姿などに変更する要素が実装されており、けもフレ2同様にバリエーションがいくつかあるようだ。
けものフレンズ2
モノレール「ジャパリライン」の運転手を務める海賊スタイルのラッキービーストが登場。帽子で隠れているので分かりにくいが、よく見ると耳がない。このほか南メーリカ園にメキシカンスタイル、ジャングル園にコマンドースタイルのラッキービーストがいて、パークガイドを務めている。最終話では船に乗ってやってきたかばんさんが緑色のラッキービーストを連れていた。この船を修理していたらしい。
アニメ作中に登場したのはこの4種類だけだが、カドカワストア限定のBlu-ray特典のアクリルスタンドには、更に防寒着を着たラッキービーストとインドの宮殿のような意匠のラッキービーストが描かれていた。
これを受けてか漫画版ではかばんさんの研究所に多種多様なラッキービーストがいた。かばんさんによるとこれらのラッキービーストは修理中とのこと。終盤ではけもフレ3のように通信機として使われた。
なお海賊スタイルとメキシカンスタイルはI型だが、コマンドースタイルは型番不明で一般客の前に姿を現さない、装備しているナイフは「今は」木製となんだか不穏な情報が公開されている。背中に「USA」と記されているほか、ガイドブックではアメリカ軍が改造されたようなことを仄めかす記述がある。「外部の者に改造されたラッキービースト」は、けもフレ3で重要な位置を占めることになるが、本作の時点では肝心の改造を施した者が不在の為か、パークガイドという通常業務を務めている。
けものフレンズ3
アプリ版ではパークに登場して間もないという設定。シナリオ内ではパーク内の車の運転と通信機代わりに使われることが多い。ヒトにのみ反応しフレンズには反応しないが、通信機能はフレンズでも使える。カレンダもガイドと通訳用に1体借りている。改造されているようだが…。このラッキービーストは英語を使うが、日本語での指示も受け付ける。ただし返事は英語でする。だが最大の特徴はボスと呼ばれる人物から通信が入ることである。
シーズン2にて、パークができる前からお土産用のマスコットとしてぬいぐるみが存在していたことが明かされた。当時はのちにパークができる島に上陸するのにサンドスターの危険に同意する書類を書く必要があったのに、どこのお土産を想定していたのかは不明である。当時のカコミスルが夢の中で見た光景によると、キラキラしながら空を飛んでサンドスターを降らせる謎のけものらしい。これはガイドブックに記載されていた情報がモチーフであるが、ガイドブックでは目撃者はパーク職員で、目撃すると動物の研究が成功することから幸運のけもの(ラッキービースト)と呼ばれるようになったという説明だった。
運行実験が始まったモノレール「ジャパリライン」には車掌の格好をした「ラッキービースト車掌タイプ」が乗り込んでいる。ジャパリライン自体は自動運転なので運転手ではなくて車掌なのだろう。ただし自動運転ができなくなったときはラッキービーストが運転する。ジャパリラインはフレンズの利用も想定しているので、ジャパリラインに関することについてはフレンズにもある程度は反応し、非常時は自主判断でフレンズと会話を行う。
シーズン3では謎のけものをモチーフにしたサンドスター散布装置「ラッキービースト飛行タイプ」が登場。カコ博士がぬいぐるみをベースにして改造したドローンで、背中に収納されたプロペラで展開して空を飛ぶ。ガイドロボのラッキービーストよりも一回り小さい。
しょうたい(ガチャ)では、ときどきポストの後ろを横切ることがあるほか、ごく稀にポストから箱が出てきた直後に、ワープスターのような空飛ぶ星に乗りながら箱の周りを旋回して箱の柄を変更させることもある。後者はけも級4のフレンズ出現の確定演出。もしかすると後者はガイドロボではなく謎のけものの方なのかもしれない。
アーケード版ではエレベーターが作動したことに気付いてプレイヤーのもとにやってくる。そしてちからくらべの司会進行のようなことをしている。
アプリ版・アーケード版共に、ちからくらべを行うときに使われるシャボン玉のようなバリアは、4体のラッキービーストを使うことで生み出している。
歌(キャラソン)
ソロ曲
他のキャラと参加した歌
- けものパレード ~ジャパリパークメモリアル~/どうぶつビスケッツ+かばん×PPP/Japari Café ※「オ茶ダヨ」のセリフで参加。
- オリジナルドラマ「じゃぱりまんがり」/けものフレンズ/Japari Café ※詳細は「けものフレンズ 12.4話「じゃぱりまんがり」」の記事を参照。
まかせて、僕の頭にはニコニコの全関連動画が入っているんだ
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関連チャンネル
関連項目
関連リンク
脚注
- *おそらくこのツイート
が初出か。
- *例:ねこねこブログ : けものフレンズと人類補完機構。心優しい獣人達と第二次世界大戦を避けて宇宙で冷凍睡眠していたドイツの美少女から始まる壮大な大宇宙史とケモノ耳。 - livedoor Blog(ブログ)
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