ボクは導師様より、あるモノを地球に持ち帰るようにとの使命を受け、宇宙へと旅立ちました。
その後、あるモノを手に入れる事に成功したのですが
地球へ戻る途中、蛇のマークを付けたMSに襲撃されました。
ボクは何も出来ず、緊急通信を発信した直後に意識を失い、地球へ持ち帰るモノを奪われてしまいました。
その後、ボクは接触予定だったジャンク屋の方々に救助されました……。
ボクはロウさん達に、ドレッドノートの秘密の全てを打ち明ける事にしました。
核で駆動し、ニュートロンジャマーを無力化するニュートロンジャマー・キャンセラーを搭載している事。
そして、奪われたのが、そのニュートロンジャマー・キャンセラーである事を……。
その頃、ドレッドノートに関するザフトの暗号を解読したユーラシア連邦は、
その力を我が物とする為、密かに行動を開始。MS実験部隊である「特務部隊X」に捜索命令を下しました。
そしてザフトも、ドレッドノートの所在を突き止め、このリ・ホームに奪還部隊を差し向けていました。
概要
機動戦士ガンダムSEED外伝「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」シリーズの第2作目。
第1作目の「小説版」や「ASTRAY R」とは同時期の作品である。一応、小説版には「X ASTRAY」を補完する話も入っている。(風花とプレアのショートストーリー)
“運命の子”プレア・レヴェリーと“スーパーコーディネイター”の失敗作の烙印を押されたカナード・パルスに焦点を当てた。ジャンク屋やサーペントテールも引き続き重要なポジションで登場。これは本作より後の作品全てに該当する。
物語の鍵を握るのはとある機体に搭載されたニュートロンジャマーキャンセラー。そして、不完全なクローンとキラ・ヤマトに固執する失敗作のコーディネイターの邂逅。その結末は手離しで喜べるハッピーエンドではない。
だが決して無駄な出会いなどではなく、それを通したラストシーンこそが本作の全てと言える。
漫画全2巻構成。2013年に発売された「ASTRAYリマスター版」に収録済み。
登場人物
この項では、X ASTRAYからの主要人物二人のみを記述する。
- プレア・レヴェリー
- 本作の重要人物。マルキオは彼を“運命の子”と呼ぶ。
正体は、「ガンバレル」などの特殊兵装を扱う為に、高い戦闘能力(空間認識力)を欲した地球連合により生み出されたクローン。そのためMSの操縦可能もでき、ドレッドノートの特殊武装「ドラグーン」が使える。だが彼のクローニングは不完全な物で永く生きる事が出来ず、その寿命も既に尽きかけていた。最後の出撃でカナードと真っ向から対峙し、戦闘の末に自らの命の火を燃やしてカナード、ひいては彼の心をも救う。
搭乗機「ドレッドノート」は勇敢なる人の意。プレアの勇敢な生き様はカナードへ深く影響を与えている。
- カナード・パルス
- 本作の主要人物。ユーラシア連邦に所属する「ハイペリオンガンダム」のパイロット。
彼はスーパーコーディネイターの失敗作。唯一の成功体であるキラ・ヤマトを逆恨みしている。
失敗作といえど腕は確かで、2対1の戦闘においてプロ傭兵集団サーペントテールを寄せ付けず、同型機「ハイペリオンガンダム2号機」を瞬殺する程。任務の中、憎悪の炎はキラだけでなく、プレアやジャンク屋達に向く。最後の戦闘でプレアの決死の行動に心動かされ、なおかつ機体の爆発からプレアによって救われる。
そしてオーブの海岸で不完全なクローンとしての命が尽きかけていたプレアの最期を看取った。
その後、彼はキラ・ヤマトと出会うが、憎しみに任せた敵対行動を取らず、ただキラとすれ違うのであった。
登場メカ
- YMF-X000A 「ドレッドノートガンダム」
- MBF-P02 「ガンダムアストレイ レッドフレーム」
- CAT1-X1/3 「ハイペリオンガンダム」
- CAT1-X2/3 「ハイペリオンガンダム2号機」
- MBF-P03 second G/L 「ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドG/L」
- ZGMF-1017 「イライジャ専用ジン改」
- ZGMF-1017M 「ジン・ハイマニューバ」
関連動画
関連商品
リマスター
関連項目
- 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY(第1作)
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY(第3作)
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R/B(第7作。ジェスではなく、ロウと劾が主人公)
- 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ ASTRAY(第4作)
- 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS(第5作)
- 機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY(第6作)
外部リンク
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