永とは、以下のことを表す。
人名
- 永六輔(えい ろくすけ、1933年 - ) - 放送作家、タレント
- 辻永(つじ ひさし、1884年 - 1974年) - 洋画家
- 劉永(? - ?) - 三国時代の武将。劉備の子
- 鮑永(? - 41年?) - 新末後漢初の政治家、武将
架空のキャラクター
漢字として
- 意味
- 川の流れが長い、流れ、時間的に長い、という意味がある。〔説文解字・巻十一〕には「長なり」とある。〔詩経・漢広〕から「江の永きかな」を引用している。
- また(咏・詠と通じて)歌う、(泳と通じて)泳ぐ、という意味がある。
- 字形
- 諸説ある。水流が合流するところの象形説、人+彳+水の会意で泳の初文とする説、水脈に印を加えたとする指事説などがある。
- 〔説文〕には「水の巠理の長なるに象る」とあり、巠理(水脈)が長いさまの象形とある。ちなみに𠂢は永の反文である。
- 音訓
- 音読みはエイ(漢音)、ヨウ(呉音)、訓読みは、ながい、とこしえ、ながれ。名のりに、つね・とお・なが・のぶ・のり・はるか・ひさ・ひさし・ひら、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 永は〔説文解字〕では部首永部を作り、ほかに羕を収める。
- 声符・意符
- 永を声符とする漢字には、昹、泳、詠(咏)などがある。永を意符として持つ会意字に昶などがある。
- 語彙
- 永遠・永久・永訣・永劫・永日・永寿・永住・永図・永世・永生・永逝・永続・永嘆・永年・永望・永眠
- 参考
- その楷書体に運筆の基本となる点画をすべて含むとされる(永字八法)。
異体字
- 𠘷は、〔集韻〕に永と同じとある異体字。
- 𣱵は、〔康熙字典〕に永と同じとある異体字。
関連項目
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