盟とは、以下のことを表す。
人名
漢字として
- 意味
- 誓い、神前で生贄の血をすすって立てる誓い、固い約束、確約、という意味がある。
- 字形
- 明(朙)+血の会意。血は血をすすいで誓うことを表す。明については、明らかにする意という説、神明に誓う意とする説などがある。
- 〔説文解字〕の本字は𧖸で、〔説文・巻七〕に「周禮に曰く、『國に疑ひ有れば則ち盟(ちか)ふ』と[1]。諸侯再び相ひ與(とも)に會す。十二歲にして一たび𥁰(ちか)ふ。北面して天の司愼、司命に詔ぐ。𥁰は、牲を殺し血を歃ぎ、朱盤玉敦、以て牛耳を立つ。囧に從ひ血に從ふ」とある。盟は俗字。
- 音訓
- 音読みは、メイ(漢音)。地名に使うときは、モウ(慣用音)の音がある。訓読みは、ちかう、ちかい。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 盟兄・盟好・盟主・盟誓・盟約・盟友
異体字
- 𧖸は、〔説文〕の本字。
- 𢄾は、〔字彙補〕にある古文。
- 𥁰は、〔集韻〕が盟の本字とする字。皿に従っていて、〔康煕字典〕が血の誤りであると指摘している。
- 𥂗は、〔集韻〕に𥁰と同じとある異体字。〔説文〕の篆文に似ているが、〔説文〕は下が血。
- 𧖽は、〔説文〕に「明に從ふ」とある古文。
- 𥂀は、訛字。
関連項目
脚注
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