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「福島勝広／北条綱房」（くしま・かつひろ／ほうじょう・つなふさ ？ ～ ？）とは、地黄八幡の通称で知られる北条綱成の実弟であり、河越夜戦において重要な使者の役目をこなした戦国武将であり、後北条家中でも評判の眉目秀麗で見まごうばかりの男の娘な「救国の美少年」。
※通称は「弁千代」
※名前の読みは「福島」と書いて「くしま」である。（「ふくしま」ではない）
※「眉目秀麗な美少年」だがコーエーの「信長の野望」シリーズには「信長の野望Online」以外はいまだに登場しない。
概要
駿河の今川義元の家臣・福島正成の子に生まれる。実兄は地黄八幡こと後北条家のキレンジャー・北条綱成。
父が没落して今川家から離れると、兄と共に後北条氏に身を寄せ、兄は北条氏綱に気に入られて、北条氏綱の娘を娶って一門に向かい入れられて北条綱成を名のり、福島勝広は北条氏綱の子・北条氏康の美少年の定番な役割である小姓となった。
※その後、北条氏綱の子で玉縄北条氏の北条為昌の養子になって北条綱房を名のったとも言われている。
北条氏康によって河越城を奪われた扇谷上杉朝定が、関東管領・上杉憲政を頼った事から、古河公方･足利晴氏ら関東連合8万の軍が、福島勝広の兄・北条綱成が籠もる河越城を取り囲むと、8千しか動員できない北条氏康はまず今川義元と和議を結んで後方を安定させ、偽りの「さすがに10倍の兵力相手じゃどうにもならないから静かにしようと思ってるんで赦してもらえませんかね」な書状を愚鈍に定評のある上杉憲政や扇谷上杉朝定らに何通も送って油断を誘いだしたところで一気に殲滅しようと考えていた。
しかし、計略には時間が必要だった為その間に河越城に籠もる北条綱成が、兵糧不足により玉砕したりするような事が無い様する事や、いざ一気に殲滅せんとする際に、城の内と外からの連携が必要な旨を伝える為に敵が取り囲む中へ使者を送る必要があった。
誰を使者に送るか決めあぐねていた北条氏康に対して、男の娘な美少年ぶりに定評ある福島勝広が
臣不肖ながら若い人と雖も、幸ひにして此の家に生まる。此れ孤の職分なり。行じて之れを報す。
と使者の役目に名のり出ると、男装の美少女の様な外見の福島勝広は、鎧の腹巻の上に直垂を着てただ一騎にて
軍神の加護をや蒙りけん。数万の敵兵一人として咎め怪しむ者なく
と誰にも怪しまれることなく包囲軍の中を突っ切って、無事河越城内に入り込み、兄・北条綱成に作戦を伝える役目を勤め上げた。
その後は、再度敵陣を誰にも怪しまれることなく突破して北条氏康の元に帰還したとも、そのまま河越城に残って、北条氏康が夜襲をかけた際に、兄・北条綱成と共に「勝った。勝った。」と叫びながら打って出て足利晴氏軍を蹴散らすのに貢献したとも言われている。
この「河越夜戦」での大勝利により後北条氏は関東攻略へと突き進むこととなり、逆に管領上杉氏や古河公方足利氏は衰退して関東の勢力図が塗り替えられたのだった。
※その他「福島勝広／北条綱房」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。
「美少年」と言う森蘭丸的なアピールポイントを持つ福島勝広だが、コーエーの「信長の野望」シリーズには、「信長の野望Online」にしか登場せず、歴史SLGとしての「信長の野望」にはいまだに登場していない。
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関連項目
- 信長の野望未登場
- 男の娘
- 美少年
- 河越夜戦
- 北条氏康
- 福島正成
- 北条綱成
- 戦国時代の人物の一覧
- 信長の野望Online
- ニコニコ歴史戦略ゲー
- iM@S架空戦記シリーズ
- history-reproduction
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