臧とは、中国語圏の人名である。
- 臧宮(? - 58年) - 中国の後漢初期の武将。雲台二十八将の一人
- 臧洪(? - 196年) - 中国の後漢末の武将・政治家
- 臧荼(? - 前202年) - 中国の秦末から前漢にかけての武将
- 臧覇(? - ?) - 中国の後漢末から三国時代にかけての武将
- 臧庸(1767年 - 1811年) - 中国の清代の学者
漢字として
臧
- Unicode
- U+81E7
- JIS X 0213
- 1-71-41
- 部首
- 臣部
- 画数
- 14画
- 意味
- 〔説文解字・巻三〕に「善なり」とある。〔方言・第三〕に「臧、奴婢の賤稱なり。荊淮海岱雜齊の間、奴を罵りて臧と曰ふ、婢を罵りて獲と曰ふ」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕は戕声の形声としている。ほかに爿声で、𦣣(臣+戈)に従うとする説(〔疑疑〕)などがある。甲骨文・金文には𦣣に近い字形が見られる。
- 音訓
- 音読みは1.の場合、ソウ(漢音)、ゾウ(慣用音)、2.の場合、ソウ(漢音)、ゾウ(呉音)。訓読みは、よい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 臧を声符に持つ漢字には藏(蔵)、贓などがある。
- 語彙
- 臧獲・臧匿・臧否
異体字
- 𢨑は、〔説文(段注本)〕にある籒文。
- 𡒉は、〔説文(大徐本)〕にある籒文。
- 𡒤は、〔字彙補〕に「𡒉と同じ」とある異体字。𡒉の異構。
- 𦣣は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。甲骨文に同じ構造の字が見られる。
- 匨は、〔玉篇〕に「古文の臧字」とある異体字。また蔵の異体字。JIS X 0212補助漢字。
関連項目
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