跳び箱、飛び箱、又は跳躍練習用器具とは、器械体操用具の一つである。
概要
長方形の主に木製の枠を数段積み重ねたもの。最上段には布や革等の緩衝材が張られてあり、枠の短辺の板には上からの段を表す数字が書かれている。大抵、踏切板と安全な着地用のマットがセットで設置される。踏切板はかつては固定式のものが多かったが、現在はバネ付きの「ロイター板」も増加傾向にある。中には木製ではないソフトな材質でできているものもあり、跳ぶ際の恐怖感を軽減してくれる。
古代ローマの兵士が木馬を使った競技をしていたのが始まりとされており、体操競技の跳馬や鞍馬と発祥が同じである。学校の体育に取り入れられたのはスウェーデンが最初とされる。
文部科学省が指定する跳び箱のサイズは3種類あり、学校によって異なるが、多くの場合3段から4段は初心者や苦手な人向け、5段から6段が標準、7段以上が上級者とされることが多い(ただし、体格などにもよるので一概には言えない)。1段や2段は跳ぶ際の体勢の練習用として使われることが多い。ちなみに世界記録は大山大和の24段(2m95cm)。
一般的な跳び箱は8段までとなっているが、中にはMONSTER BOXという20段以上の跳び箱もある。こちらの跳び箱も、非公式ではあるが大山大和の24段(3m16cm)が最高記録となっている(番組公式記録では、 ヨー・ホンチュル、池谷直樹、モーガン・ハム、水鳥寿思、平野泰新の23段(3m6cm)が最高)。世界記録よりも高いが、あっちは両足着地でなければ成功とみなされないため、単純な記録の比較はできない。
創作物の作中においては、登場人物の運動神経の良し悪しを判定するバロメーターの一つであったり、中身が空洞であることを利用してそこに身を隠すというロッカーの代用品として活躍する機会が多い。
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