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漢字として
- 意味
- のがれる、速い、抜きん出た、規則から外れた、世間に知られていない、ほしいまま、みだら。(失、佚と通じて)失う、(佚と通じて)たのしむ。
- 〔説文解字・巻十〕に「失ふなり」とある。
- 字源
- 辵+兔の会意。ウサギを逐ってウサギが逃げるという会意。今の字形は免に従っているが、もともと免ではなく兔(兎)。脱兎の如くという言葉の通りウサギといえば逃げるである。
- 音訓
- 音読みはイツ(漢音)、イチ(呉音)、訓読みは、のがれる、はやい、それる、はやる。名のりに、すぐる・とし・はつ・まさ・やす、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- JIS X 0208で逸・逸は区点16-79に包摂されていたが、JIS X 0213で逸が分けて追加され、包摂基準の適用対象外となった。
- 語彙
- 逸音・逸気・逸機・逸興・逸材・逸事・逸出・逸足・逸走・逸脱・逸品・逸文・逸聞・逸物・逸楽・逸話
異体字
- 逸は旧字体。人名用漢字である。2004年に参考字体から格上げされた。JIS X 0213第三水準。
- 𤖍は、〔集韻〕にある古文。
- 𤖚は、〔五音篇海〕にある異体字。
- 𠡓は、〔古今韻会挙要〕にある異体字。
- 劮は、〔字彙補〕に「案ずるに劮即ち逸字」とある異体字。また〔玉篇〕に「豫なり」、〔集韻〕に〔博雅〕を引いて「㛫なり」とあり、楽しむ、みだらという意味とある。
互換文字
- 逸、𨓜は、逸とUnicodeで互換される。
関連項目
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