頂とは、頭のてっぺん、山のてっぺんのことである。
漢字として
- 意味
- いただき、頭、上、前部、てっぺん、限界、上に載せる。日本語だと頂戴する意味でも使う。
- 〔説文解字・巻九〕には「顚なり」とある。
- 字形
- 形声。声符は丁。丁は釘頭を表す字。
- 音訓
- 音読みは、テイ(漢音)、チョウ(呉音)、訓読みは、いただき、いただく。名のりに、かみ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 頂上・頂戴・頂点・頂天・頂礼
異体字
- 𩒆は、〔説文(大徐本)〕に「或ひは{⿱巛頁}に从(したが)ふ」とある異体字。
- 𩕢は、〔説文〕に「籀文、鼎に从ふ」とある異体字。
- 𩕩は、〔康煕字典〕に〔篇海類編〕を引いて「𩕢に同じ」とある異体字。
- 顁は、〔集韻〕に「頂、――亦、定に从ふ」、〔説文〕の注にある「籀文の或體」とある異体字。顁の異体字でもある。〔爾雅〕には「顁、題なり」とあり、ひたいの意味もある。
- 𩠑は、〔広韻〕や〔正字通〕に「頂に同じ」、〔説文(段注本)〕に「或ひは𩠐に从ふ」とある異体字。
- 𧵜は、〔字彙補〕に「古頂字。韻會に見ゆ」とある異体字。
- 簡体字は顶。
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