馨とは、人名である。読みは、かおり、かおる、など。
架空のキャラクター
漢字として
- 意味
- 遠くまでかおるにおい、よいかおり、長く伝わる誉れ・徳、(中国、晋から六朝宋のころの用法で語末の助辞として使われ)~のよう。
- 〔説文解字・巻七〕には「香の遠く聞こゆる者なり。香に从ひ殸聲。殸、籒文の磬なり」とある。
- 字形
- 形声。声符は殸。
- 音訓
- 音読みはケイ(漢音)、キョウ(呉音)。訓読みは、かおり、かおる。名のりに、きよ、よし、などがある。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。1951年に人名用漢字となった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 馨香・馨徳
異体字
- 䅽は、〔字彙補〕に「今、讀みて馨と同じくす」とある異体字。また榖の異体字と同形。Unicodeに馨と同じとある。
- 馫は、〔重訂直音篇〕に「馨と同じ」とある異体字。〔字彙補〕には「音馨。香氣なり」とある。
- 𠷓は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。𠷓は、〔説文解字〕に馨とは別の字として載っているが、𠷓字の段玉裁の注に、晋や宋の人が𠷓の代わりに馨を助辞として使うという記載がある。
- 𡄈は、〔字彙補〕に〔集韻〕を引いて「馨と同じ」とある異体字。
- 𤯒は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。馨の篆書に近い字形。
関連項目
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リビジョン番号: 2312314
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- 編集内容についての説明/コメント:
スタイル修正、馫の説明を少し増やす