概要
2003年
MCレイとしてMC活動をスタート。同年10月に新宿「Marz」で行われた詩人とラッパーの“ 言葉”のバトル「SSWS(SHINJUKU SPOKEN WORDS SLAM)」でいきなり優勝を手にする。その他にも都内を中心にライヴ・パフォーマンス、他アーティスト音源への客演参加など精力的な活動を続け、徐々に認知度を上げる。
2004-2005年
MCレイから「COMA-CHI」と改名。ライヴを中心に、サイファー(※路上でフリースタイルのラップを行うこと)やMCバトルなどでストリートでのプロップスを獲得し、「ラッパー:COMA-CHI」として成長を遂げる。05年に両国国技館で開催された「B-BOY PARK」MCバトルにおいて準優勝を飾る(※女性MCとしては初の快挙)。
2006年
ダースレイダー主宰のレーベル[Da.Me.Records]よりデビュー・アルバム『DAY BEFORE BLUE』をリリース。リード・シングルとなった“ミチバタ”は各方面で絶賛され、処女作は日本語ヒップホップ・シーンにおける「女性MC」の新たな道を切り開く作品となった。またCOMA-CHI自らが運営する自主レーベル「24区」より、同世代のクルーと作り上げた(仮想未来)都市「JUNK BEAT TOKYO」のコンピレーション・アルバム『J.B.T. Walker Vol.1』をリリース。
2007年
GAGLE(DJ Mitsu The Beats/ Hunger/ DJ Mu-R)やcro-magnon、grooveman spot、有坂美香が所属する、あらゆる人種に向けて世界に通用する音楽を発信するアスリート集団「JAZZY SPORT」と正式に契約を結ぶ。惜しくも休刊となったヒップホップ専門誌『BLAST』最終号において「日本語ラップの未来の10組」の1人としてSEEDAやANARCHYらとともに表紙を飾る。この年にはRIP SLYME「Evolution」をはじめ、加藤ミリヤ「FUTURECHECKA」、YA-KYIM「The Bridge」など数多くのアーティストの作品にフィーチャリングで参加し、名実ともに日本を代表するフィメールMCに成長。
2008年
初の12インチ・シングル「Name Tag / 東京非行少女」をリリース。渋谷のレコード・ショップでは軒並み売り切れ店が続出。7月に開催されたライヴでPONY CANYONとのメジャー契約を自ら発表。また同時期に音楽誌『FLOOR』にて「COMA-CHI MAILBOX!」なる連載をスタート。アーティスト活動とはまた違う一面を見せ、新たなファン層を獲得。09年2月4日にメジャー・デビュー・アルバム『RED NAKED』を発売。
※リード・シングルとなっている「Name Tag (C-O-M-A-C-H-I)」の着うたが無料ダウンロード中
東京"飛行"少女
前述の「COMA-CHI MAILBOX!」(通称:コマメボ)にて、「YouTubeにアップされているという“東京非行少女”のPVが見つからない」というリスナーからメールが届く。検索にヒットしない理由は「東京非行少女」ではなく「東京飛行少女」だったことが判明し、であれば、「東京飛行少女」でも検索に引っかかるように「実際に飛行している映像を撮る」という無謀な企画に発展する。
「飛行」といっても「どう飛行するか」を考えあぐねた結果、「バンジージャンプをしながら“東京非行少女”を歌う」という企画にまとまり、東京はよみうりランドにてバンジージャンプを決意。ほぼすっぴんで臨んだ映像は、「ちょっwww」や「芸人かよ」という否定的な意見も多く見られたが、「ヒップホップ=無駄にプライドが高い」という概念を拭い去る結果を生み、いまや伝説の映像として語り継がれている(※現在、YouTube版は削除されている)
その後、リスナーからのメールで「“東京非行少女”のタグに“東京飛行少女”と追加すればいいだけ」という灯台もと暗しの意見が出ていたことが後日談として発覚している)。
吉幾三との関係性
「コマメボ」にて、「IKZOムーヴメント」に便乗した「吉幾三とコラボ」という企画があがり、なんとなく進行(その他にもDA PUMPとコラボや風見しんごにブレイクダンスを教わるなど、ほとほと無理な企画が持ち上がっていた)。
そうこうしているうちに朝日新聞「be」による吉幾三特集の一環で、「be」編集部より「FLOOR」編集部に吉幾三の取材が申し込まれ、徐々にCOMA-CHIと吉幾三が間接的につながりだす。その後、ドワンゴ主催による「44.193」関連作品によるインストア・イベントが行われることを知った「FLOOR」編集部はドワンゴに企画を提案、するとドワンゴ側も願ったり叶ったりの「COMA-CHIを当日の進行役として出演していただきたい」という流れに落ち着く。
そして伝説となった本人降臨の11月20日@タワーレコードにて開催された『俺らいんすとあいべんとさ行ぐだ!!』にて、ついに神:吉幾三と邂逅。当日は「こまっちゃん」という愛称で呼ばれ、当初は「キャー幾サーン」の黄色い声援を送る淑女から白い目で見られがちだったが、最後には淑女もこまっちゃんに理解を示し、当日の進行役としての務めにあたたかい拍手を送った。
関連動画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt