DRUNK MONKYは、5鍵beatmaniaおよびbeatmaniaIIDXに収録された、ヒロシワタナベの楽曲である。
概要
ジャンル | MINIMAL | ||||||
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アーティスト名義 | DJ ODDBALL | ||||||
BPM | 145 | ||||||
譜面難易度 | beatmania | beatmania IIDX | |||||
NORMAL | HARD | ANOTHER | NORMAL | HYPER | ANOTHER | ||
シングル(SP) | 5 | 6 | 9 | 7 | 10 | 12 | |
ダブル(DP) | 5 | 8 | 9 | 6→7 | 9 | 11 |
曲名は間違えやすいが“DRUNK MONKEY”ではない。MONKYはMONKEYの古表記で、当時のBGAにもサルが多数出演するため意味合いとしては「猿」で間違いないと思われる(関連動画参照)。
なお、長年当記事に「モンク、僧」のことではないかと記載があったが、これは「MONK」であり「MONKY」に上記の意味はないため誤認と思われる。
ジャッキー・チェン主演の映画の「酔拳」の英題の一つが"DRUNKEN MONKEY IN THE TIGER'S EYE"であり、曲名の由来の1つになっているかもしれない。
一定のパターンを繰り返すベースラインとリズム、そして中盤に入るうねるようなシンセと僅かな効果音のみで構成された非常にシンプルな楽曲で、まさにMINIMALと呼ぶに相応しい。
「穴猿」と呼ばれるANOTHER譜面で有名。
上記の通り曲自体の音数は少ないにも関わらず、まるで出ている音をほとんど演奏させるかのような詰め込み譜面であり、当時としては規格外の高難易度譜面として恐れられた(初登場の4thMIX当時はハイスピードオプションというものがなかったことが難易度に影響していた部分もある)。
そのノート数はシングルプレイで681、ダブルプレイで678。
最近のIIDXの楽曲と比較すると少ないイメージだが、これは曲自体の尺が短いため。2分あたりのノート数に換算すると概ね1000程度となる。
それを5つの鍵盤とスクラッチに割り振ったのであるから、1レーンあたりの単位時間あたりのノート数はIIDXの高難易度譜面にも匹敵する凄まじさである。
特に難しいのが、25小節目に登場する怒涛の16分縦連打と、41小節目以降のスクラッチが絡む箇所。そのあまりにも高い難易度は、SKA a go go(2ndMIXのボス曲)やsuper highway(3rdMIXのボス曲)を撃破した猛者ですら余裕で絶望できるほどであり、長らく5鍵最難譜面のひとつとして君臨していた。
beatmaniaの最終作であるTHE FINALでは、ハイスピードオプションが3段階で変更可能であることなどから、初登場時に比べると大分易化した印象がある。加えてRE-ROOTSやREFERENCE、IMPLANTATIONといった高難易度譜面が5鍵で続々と登場し、ボスとしての威厳は次第に薄れていくと思われた。
ところがその後、CS版beatmaniaIIDX 13 DistorteDにてまさかの収録実現。AC版では初出から20年が経った2019年に26 Rootageにて、イベント「蜃気楼の図書館」の解禁曲として収録されている。しかも、譜面はIIDXオリジナルのものが用意され(CSでは5KEYSオプションを使えば5鍵版の譜面をプレイすることも可能)、より凶悪になって再びプレイヤーの前に立ちはだかったのである。
IIDX版のANOTHER譜面のノート数はSPで1177、DPで1104。これを2分あたりのノート数に換算すると1600前後となる。
難易度的には嘆きの樹やquell ~the seventh slave~といったDistorteD同期の最上級譜面と比較するとさすがに一歩劣るものの、往年の絶望を思い起こさせるボス曲に相応しい変化といえよう。
余談であるが、5鍵版のANOTHER譜面のみ、なぜかシンバルの音が一部なくなっている。
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関連項目
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