FASTECH360Zとは、JR東日本の高速試験車両である。
概要
ミニ新幹線乗り入れ車両の360km/h運転に向け開発された試験車両で、車両形式はE955形。
愛称にあるZは在来線をローマ字表記した際の頭文字である。
先行して開発されていたFASTECH360Sよりひと回り小さく設計されているのは、新在直通を考慮した為。6両編成1本が投入され、FASTECH360Sと共に各種試験に使用された。
本形式にも空気抵抗増加装置は設置されていたが、2008年に撤去されている。
なお、先頭形状は東京側・盛岡側共に「アローライン」であったが先頭部の長さが異なっていた。
5号車にはミーティングスペースが設けられており、北海道乗り入れ後を見越してのビュッフェ的設備の試験も兼ねていたとされる。
Sの方にプラレール車両が存在するのとは対照的に、こちらはプラレールにもなっておらず、立体化の機会には全く恵まれていない。
東北新幹線の他、営業車両が使用される秋田新幹線でも試験が行われた(ただ、暖冬の影響を受ける事もあった)。
2006年の登場以降各種試験を行った後、2008年12月に廃車となった。本形式にて得られた結果はE3系の後継車両であるE6系にフィードバックされている。
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