KARENTとは、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(以下クリプトン)が運営している音楽レーベルである。
概要
VOCALOIDの楽曲を専門に扱い、iTunes StoreやAmazon music、Spotifyなどの配信ストアを通じてダウンロード販売やストリーミング配信を行う。[1]
「KARENT」という名前はクリプトンが多くのインスピレーションを学んだ未来学者、アルビン・トフラーの偉業を称えると同時に来るべき未来の象徴として、同氏の娘である「Karen Toffler」から名付けられている。[2]以前使われていた表記「KarenT」はこの由来によるものと考えられる。
クリプトンのVOCALOIDキャラクター(イラスト及び名称)を使用した作品における権利処理を請け負うサービスを提供しているので、製作者はこれらの面倒な手続きをKARENT側に任せて楽曲を配信することが可能となっている。
また、クリプトン以外のVOCALOIDやUTAUキャラクターである「重音テト」による楽曲の配信にも対応している。[3] ただ、脚注で示したページに載っていないキャラクター(v flowerや音街ウナ、波音リツなど)による楽曲もKARENTから配信されている。
2010年の時点で海外からのDL数が非常に伸びており、全体の約半数を占めるようになってきている。特にアメリカからの人気が高い。[4]
同じくクリプトンが運営する配信サイトにROUTER.FM(router.fm)があるが、あちらは一般向け、KARENTでは主にボカロ楽曲と住み分けているようだ。
KARENTはクリプトンから発売されるオリジナルCDのプロデュースも行っており、近年ではマジカルミライやSnow Miku、Digital Starsなどで発売されるコンピレーションCDアルバムを担当している。[これまで発売したオリジナルCD一覧ページ]
また、KARENTはマジカルミライの企画展内で2016年から毎年開催されている音楽即売イベント「KARENT Presents クリエイターズマーケット」を主催しており、同イベントやピアプロキャラクターズのアニバーサリーイベントなどに合わせてKARENT内で特集が組まれている。[これまでの特集一覧]
沿革
- 2009年3月頃 - ピアプロ内を拠点にサービス開始。URLは <http://piapro.jp/karent/>
- 2010年6月30日 - メインのサイトを「KarenT in ピアプロ」から現在のサイト(karent.jp)に移転し、サービス名を「KarenT」に変更、英語ページも公開。[5]
- 2011年12月21日 - 同サービスをリニューアルし、検索性が向上。同時にサービス名の表記を「KarenT」から「KARENT」へ変更。[6]
- 2012年9月27日- KARENTが中国語(簡体字・繁体字)に対応。[7]
関連項目
関連リンク
脚注
- *KARENT(カレント):世界最大規模のボカロ楽曲レーベル
- *KARENT「About」 - https://karent.jp/aboutus/
より
- *KARENT「VOCALOID」 - https://karent.jp/vocaloid/
より
- *海外でのVOCALOID楽曲の人気について - http://blog.piapro.jp/2010/07/vocaloid-1.html
- *初音ミク公式ブログ「【KarenT】KarenTページ移動&英語ページ公開のお知らせ」(2010/07/02公開) - https://blog.piapro.net/2010/07/karentkarent.html
より
- *初音ミク公式ブログ「【お知らせ】「KARENT(カレント)」がリニューアルしました!」(2011/12/21公開) - https://blog.piapro.net/2011/12/karent-20.html
より
- *初音ミク公式ブログ「【KARENT】KARENTサイト中国語対応開始 & KARENT第3弾CDのお知らせ!」(2012/09/27) - https://blog.piapro.net/2012/09/karentkarent-karent3cd.html
より
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- 0pt
- ページ番号: 4481411
- リビジョン番号: 3006670
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