Misery Signals(ミザリー・シグナルズ)とはアメリカ・ミルウォーキー出身のメタルコアバンドである。
概要
2002年に前身の7 Angels 7 PlaguesおよびCompromiseのメンバーから結成された。現代メタルコアの祖とも言えるバンドであり、現在は飽和状態となっているDjentやチャグコアが爆発的流行を見せるはるか昔から、メシュガー的な無機質でスラッシーなリフ(これに関しては1st、3rdアルバムのプロデュースを担当したデヴィン・タウンゼンドの影響も強い)と変拍子を導入した複雑なメタルコア(マスコア)をプレイしていた。
彼らが他のマスコアと呼ばれるバンド群と大きく異なる点は、ニュースクールハードコアの流れを汲む美麗なメロディを導入したことである。冷たく無機質なリフの応酬の中に大胆に挿入される胸焦がすようなエモーショナルなメロディはある種神々しくさえあるカタルシスを作り出し、後続のバンド達に多大な影響を与えた。August Burns RedやErraなど、今を時めくメタルコアバンド達が彼らへのリスペクトを公言しているほど。
ディスコグラフィー
- 2003年 EP「Misery Signals」
バンド初の音源。1stアルバムのデモ音源のようなもので、この頃はまだ前身の7 Angels 7 Plaguesの影響が色濃い。 - 2004年 1st「Of Malice and the Magnum Heart」
フルアルバム一作目。当時のボーカル・ジェシーと共通の知り合いを持っていた大御所、デヴィン・タウンゼンドをプロデュースに迎えて制作された。デヴィンのプロダクションによるインダストリアルな音と彼らの持ち味である複雑な展開、哀愁的なメロディが合わさり、メタルコア界の新しいスタンダードを生み出した。ジャケットも青を基調にしたデザインでどことなく幻想的なイメージを感じさせる。 - 2006年 2nd「Mirrors」
フルアルバム二作目。ボーカルがジェシーからタフガイ系のカールに交代。ボーカルはよりブルータルになったもののカオティックな演奏は前作よりオミットされ、よりメロディアスな方向性に深化。俗に言う叙情系ハードコアとしてよく名前が挙がるのはこのアルバムの作風によるところも大きい。 - 2008年 3rd「Controller」
フルアルバム三作目。1stから4年ぶりにデヴィンが再び参加。2ndのメロディはそのままにデヴィンの無機質でアトモスフェリックなプロダクションを加え、1stのアグレッションも取り戻し、カールのブルータルかつ繊細なボーカルも相まって歴史に残る名盤となった。これといった捨て曲はなく完成度も高いので、初めて彼らのアルバムを手に取るならまずこのアルバムからおすすめする。 - 2013年 4th「Absent Light」
フルアルバム四作目。バンド初のセルフプロデュース。今作は今までのどの方向性とも違い、プログレッシブな作風になっている。初聴だとあまりピンとこないかもしれないが曲のクオリティは折り紙つき。しかし前三作に比べるとインパクトが弱く少し物足りない印象を受ける。いわゆるスルメ盤である。
メンバー
現在
- Karl Schubach:ボーカル
公募によって選ばれた二代目ボーカリスト。元々はギタリストだったようである。ゴツい見た目とは裏腹にかなりフランク。 - Ryan Morgan:ギター
ドラムのブランデンとは実の兄弟。 - Branden Morgan:ドラム
ギターのライアンとは実の兄弟。 - Gregory Thomas:ギター
- Kyle Johnson:ベース
脱退したメンバー
PV
関連商品
関連項目
外部リンク
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