NicoCacheとは、えいさあ氏が開発したローカルプロクシソフトウェアである。
なお、本記事ではプロキシをプロクシと表記することで統一する。
概要
NicoCacheは、ニコニコ動画向けに開発されたローカルプロクシソフトで、キャッシュ機能に特化している。
このソフトの特徴は・・・
このプロクシを通すと、一度見た動画をハードディスクの指定したフォルダに貯め、次回同動画読み込み時、そこから読み込むという仕組みである。 デフォルトではニコニコ動画のみでYouTubeには使用できないが、派生版のNicoCache_nlでは拡張機能(YouTubeCacheExtension)を導入することによりYouTubeでも使用可能となる。
それ以外の動画共有サイトでは現時点では利用できない。
導入には最新版のJavaランタイムが必要。 http://www.java.com/ja/ よりDL可能。
PCおよびネットワークに関する知識がある程度必要ではあるものの、マニュアル化されているので、初心者でもその気になれば導入は難しくない。また、導入時にはハードディスクの空き容量に注意する必要がある。
なお、このソフトは数々の派生版が存在している。NicoCache_nl・NicoCache_pといったソフトが存在する。
起動すると、コマンドプロンプトの画面が表示される。また、hstartを利用し画面を隠すことも可能。
wrapperを利用し、Windowsサービスとして稼働させることもできる。
設定方法
- NicoCacheをダウンロードする。
(注:本家・および、いくつかの派生版は公開を停止している。有志がまとめWikiを立ち上げているので、そこもあわせて参照のこと。(→リンク)) - Javaランタイムをインストールする。
- NicoCacheを解凍し、任意のフォルダにコピーした後、config.propertiesを開く。(下記参照)
- 必要設定事項を確認の上、不都合があれば自分の好みに設定する。
- NicoCache.batを起動する。正常に動けば、これといったエラーも表示されない。
- ブラウザの設定を行う。細かい作業は下記の動画を参照。
- あとはいつもと同じように利用するだけ!
こんな使い方
- 1度再生した動画を自動的にダウンロード ←これが一番の強み。
- 低画質動画を高画質版に差し替える。 ←NicoCacheの仕組みを応用。
- モザイクを解除する。←予めモザイクなしのソースを用意する必要がある。
2番目と3番目は、予めソースを用意するかDLしておく。キャッシュフォルダに該当データをコピーして、予めキャッシュしておいたファイルの名前をすべてコピーしておき、元ファイルは削除するか.bakをつけておく。先ほどコピーしたファイルの名前を、コピーしておいた名前に変更する。
それでも変わらない場合は、ブラウザのキャッシュを削除してOSを再起動するとよい。
関連動画
導入時の参考になれば幸いです。
関連コミュニティ
備考
- NicoCacheの仕組み上、ダウンロード違法時代になっても安心して使い続けられる可能性を秘めている。
- 注意点:ニコニコ動画自体がアップデートした場合、NicoCacheのバージョンを手動でアップグレードする必要がある。おかしいぞ!と思ったらバージョンアップされているかどうかを確認してみるといい。
- NicoCache_nlおよびpには、LANに接続されている他のPCからの接続を許可できる設定が存在する。 利用方法は適時Readme.txtを参照して下さい。
- いずれのバージョンもProxomitronや他プロクシと併用して利用可能。
- NicoCache_nlには、無印版(本家)よりもたくさんの設定項目がある為、他のバージョンでもそうだが、必ずconfig.propertiesの設定を行うと良い。メモ帳や秀丸等で編集可能。
例として、キャッシュフォルダを指定する・ディスク容量制限などがある。
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