Telnetとは、コンピュータネットワークの通信プロトコル(通信規約)の一つである。
telnet [オプション] [相手のホスト名] [相手のポート番号]
概要
Telecommunication network(テレコミュニケーションネットワーク)。1969年に開発された古い規約である。通信内容は暗号化されない(ココ重要)。
現在のインターネットの起源のARPANET(アーパネット)時代の1969年に開発され、1983年にRFC854として標準化された(→Request for Commentsも参照)。通常ではTCP23番ポートを用いる。
暗号化されていないということはクライアントとサーバーとのやり取りが第三者に丸見えで盗聴・悪用される危険がある。ユーザーID、パスワード...。暗号化されている手法としてSSH(Secure Shell、セキュアシェル)、RDP(Remote Desktop Protocol、リモートデスクトッププロトコル)があるが、それでもTelnetしか手段のない古いネットワーク機器のメンテナンスや学習用として、現在でも安全性を考えながら使われている。
ARPANET(アーパネット):Advanced Research Projects Agency NETwork、高等研究計画局ネットワーク。アメリカ国防総省高等研究計画局(ARPA、現・DARPA)の構築した初期のパケット通信によるコンピューターネットワーク。1969年構築。
Telnetの概念として「ネットワーク仮想端末(Network Virtual Terminal、NVT)」というものがある。ネットワーク上に異なる種類の端末やOS(基本ソフト)が混在していてもネットワーク越しの操作が成立するように共通の端末表現を定めるというもの。差分はオプションによって調整するように設計されている。
利用
クライアントソフト
Telnetを利用するにはTelnetクライアントソフトを利用する。
Windows
まず、Windows 3.x以前ではTCP/IPプロトコル群自体が標準で搭載されていなかった。ネットワーク機能が搭載された「Windows for Workgroups 3.1」、「Windows for Workgroups 3.11」は、Windows 3.1やwindows 3.11にファイル共有やプリンタ共有など小規模なネットワーク機能(SMB/NetBIOS)を追加したものである。ただし日本語版はWindows 95の発売の関係上発売されなかった。
その後1995年リリースされたWindows95以降ではOS標準で機能が用意されていいて、コントロールパネル(Control Panel、通称コンパネ)からOS上の機能の有効化が必要※1。もちろんもっと便利なサードパーティ製ソフトもある。
- Tera Term(テラターム)
:理化学研究所の研究者が開発したWindows対応クライアントソフト。オープンソース化済み - PuTTY(パティ)
:Windowsだけでなく、macOSなどの多くのOSに移植されているクライアントソフト。オープンソース。
※1:例えばコントロールパネル(Windows10以降はスタートメニューから「コントロールパネル」と検索して開く)>プログラムと機能>Windowsの機能の有効化または無効化>Telnetクライアントにチェックを入れる
macOS
macOS(macOS 10.13、2017年9月26日リリース)以降はサポートしない方針である。安全性の問題があるとの理由。今後はSSHを使ってねとアナウンスしている。
サーバーソフト
Windows95、Windows98、WindowsMeではクライアントOSとの位置づけなのでOS標準で用意されていない。よってサードパーティ製のものを用意するようです。
エコーバック
エコーバック(echo back)とは前述の差分調整機能で、ユーザーがキーボードから入力した文字を画面に表示させること。サーバー側の仕様によってサーバー側からされる場合(リモートエコー<remote echo>)とされない場合がある。後者の場合は端末側でされるようローカルエコー(local echo)を有効にすることで使いやすくなる。
関連動画
関連項目
- インターネット
- SSH:Secure Shell(セキュアシェル)
- MUD:1970年代に生まれた初期のネットゲームのジャンル。今日のMMORPG(大規模多人数型オンラインゲーム)やメタバース(Metaverse)の祖。このゲームジャンルで利用された。
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 2
- 0pt

