悪用とは、
犯罪目的の悪用
たとえば、誰かのクレジットカードの番号を盗み、偽のカードを作り、それで買い物をしまくり代金だけを元のカードの持ち主に負担させるという行為がある。この場合、「クレジットカード」が悪用されたことになる。
本来便利なはずのシステムが悪用された場合、無関係の第三者が損害を受けたり、名誉棄損されたり、冤罪を着せられることがある。そのため、悪用が発覚した時、また悪用されるおそれのある時は、システムの運営者は速やかに対策をとらねばならない。
広義なもの
基本的に詐欺や犯罪などは被害者の判断能力の無さ(高齢者など)、欲望、不安、罪悪感、無知、「自分だけは大丈夫」といった思い込みから、単純に手口・暴力・脅迫に対する耐性の無さなど個人の性格や特性を悪用して仕掛けられるためかなり広義。
近年は街頭・玄関・電話などによるアンケート、家の状況(洗濯物の種類や靴の数など)といった個人情報などを集め悪用することで強盗に転用されるケースも増えてきた。(アポ電強盗・闇バイトなど)
無知や情報不足を悪用されると非常に厄介で、相場や対処が分からないため「ネットで一番安いところに依頼したら高額を請求された」「安く買い叩かれた」「威圧的な雰囲気に負けた」といった消費者トラブルなども多く、毅然とした対応も必要となる。「調べるのが面倒だから」のツケは安くない点に注意。
TCGにおける悪用
- 多大なコスト、デメリットのあるカードを使う際、何らかの方法でそのコストやデメリットを踏み倒す。
- 特定の種族、属性、カテゴリなどに属するカードや、それらのサポートカードを、それ以外のカードを中心としたデッキで使う。(これを出張という。)
- 互いにデメリットを与えるカードで、自分だけデメリットを回避する。
- 強力なカードを簡単に手札に加えたり、場に出したりする。
- 製作者が想定していなかった強力なコンボを繰り出す。
「悪用」されたカードは単体で強くなくても制限がかかることがある。
「悪用」という言葉を使う人たちがこれらの行為を悪いと思っているかは定かではないが、実際悪い行為ではないので、安易に「悪用」と呼ぶのは避けたほうがいい。
関連項目
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