MUD(Multi-User Dungeon、マルチユーザーダンジョン)
- MUD:初期のネットゲームのジャンルである。今日のMMORPGやメタバースの祖
- MUD1:1978年エセックス大学で開発された初期のMUDのゲーム。ジャンルと区別するために「MUD1」と表記される。
- MUD(Mono-Brown Mud): マジック:ザ・ギャザリングのレガシー・ヴィンテージにある、無色のアーティファクトで構成したビートダウンデッキ
概要
1970年代に生まれたネットゲームのジャンルである。プレイヤーはTelnetという通信プロトコルを利用、または専用MUDクライアントソフトを介してホストコンピュータと接続し、テーブルトークRPG(TRPG)のように架空のキャラクターを制作、演じながらテキストベースの下、多人数でゲームを進める。
ここではゲームジャンル感があるので、Multi-User Dungeon(マルチユーザーダンジョン)の略としているが、Multi-User Domain(マルチユーザードメイン※1)やMulti-User Dimension(マルチユーザーディメンション※2)の略とすることもある。ゲームといえばダンジョン(迷宮)だよね、だからダンジョンとする。
※1ドメイン:領域
※2ディメンション:次元
よって空間とかそんな感じの
多くのMUDはファンタジーTRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」シリーズのダイスロールルールを元にゲームとして運営されているが、NUD自体柔軟性があり必ずゲームとして楽しむものともいえず、教育、研究、エンタテイメントまで幅広いテーマでも利用された。
最初のMUDはRPGでなくアドベンチャーゲームで、1976年に作られた「クロッサル・ケーブ・アドベンチャー(Colossal Cave Adventure)」であるとされる。作者はプログラマー、洞窟探検家のウィル・クラウザー (William Crowther)で、メインフレームコンピュータPDP-10用につくられたもの。
発展
1980年代にグラフィック(2DCG→3DCG)化が試みられて、プレイヤー(ユーザー)自身ことアバターが発明され、かつ導入された(Habitat、1986年。日本では富士通Habitatシリーズ、1990年)。
この改良で
- ゲームを主としたものは、MUD→グラフィカルMUG→MMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)
- チャットを主としたものは、MUG→グラフィカルMUG→MMORPG→ビジュアル通信→仮想世界(Virtual World)→メタバース(Metaverse)
とそれぞれ呼ばれ、別の道を歩む。つまり今日のメタバースとMMORPGは姉妹関係にあり、すごく似ている。
関連項目
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