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一巻のラインハルトの初紹介の際に「貴族とは名ばかりの貧しい家庭に生まれた」と書かれてるから、生前から貧乏ではあった。まあ、酒浸りになったのは妻を失ってからだろうけど。

ラインハルトが皇帝就任後や皇帝病発覚後にミューゼル家絡みの縁故を周囲が探そうともしなかったから、親戚はいなかったか、ラインハルトがミューゼルの名をトコトン嫌ってて探すなと命じたかのどちらかやろうなぁ。

>>32

凄い遅レスになるけど、
元々、ラインハルト陣営は『実力主義』だから、
父方の一族云々は考慮する材料にすらならないと思う。
ラインハルトの耳に入るレベルで有能だったら、
｢ミューゼル？ あの男の血筋か｣で、調べる位はしたかもしれんけど。

皇帝病以降は、直系のアレクが居るから、
尚更、探す必要も無いし。

「どうして俺ばかり責めるんだ」という言動から思うに、この人も息子のラインハルトのことはオフレッサーやシュテーガー校長といった人達のように憎むとまではいかずとも厄介者として疎ましいと感じていたのではないかな？

理不尽な世の中でも本人なりに精一杯努力したり、生き延びるために奮闘しているのに、それに堂々と反抗しようとするラインハルトのことはオフレッサーらとは違う意味で異分子と見ていたかもしれない。

事実、この人がアンネローゼを引き渡さなければ家族もろとも殺されることになり、結果的にラインハルトやアンネローゼの命を守ることに繋がりはした。
無論、子供のラインハルトにそこまで理解できる訳は無いと分かってはいるけど、「空気を読めよ。死にたいのか馬鹿」「何も知らない子供のくせに、俺の気持ちが分かってたまるか」と思ってたのかも。

重要なポイントは同盟への亡命が可能かどうかという所なんだけど
どうなんだろうね
同盟は長引く戦争で人手不足に陥っていた事も考えると
帝国からの亡命に資金援助はしている可能性は０ではない
（ローゼンリッターは一種の宣伝も兼ねてたわけだし）
そう考えると貧乏だから出来ないとは言い難いのかもしれない

奥さんが亡くなった後は酒浸りで親らしい事をしてなかったらしいしラインハルトの五歳差のアンネローゼが10歳の頃から親代わりだったなんて書かれてるのを見ると
…とても努力したとも奮闘したとも…少なくとも周りからはそうは見えなかったんじゃないか

ぶっちゃけこの人がほんとに親としての務めを果たしていたのならいくら姉を皇帝に売ったとはいえあそこまできらわれることもなかったんじゃないかなあ
ラインハルトにとっては酒に入り浸ってるダメ親父で前々からほとんど失望していたところを姉を売り飛ばされた件が決定打となってしまったとか

>>35
亡命者には当座の生活資金は渡してる（一種の見栄）だろうけど、まず亡命希望者が「帝国内で」亡命を支援する同盟なりフェザーンなりのの組織に接触するのがかなりの無理ゲーだと思う……
クロプシュトック事件の際には、ロイエンタールが自分とミッターマイヤー夫妻の亡命を嫌々ながら考慮してる（しかもその際にはミッターマイヤーの脱走という犯罪が加算される）ので、逆に金さえあれば自力で亡命するのはそこまで難しくないのかもしれないが。