ニコニコ大百科

難しいところだけど、「権利(他者に対し主張し求めること)」と「人権(生きるために主張しなくても生来=何事にも先んじて持っているもの)」って本来はレイヤーが違うものだと思うのよね。
つまり「人権」が全ての土台としてあって、その上に「権利」と「義務」が対等のものとして乗っかってる。そして「人権」を尊重し守るために人権は上位レイヤーの存在として「義務」を課すこと(人権を守るために法を作りそれを遵守する義務。主従の関係)が出来る。

国際法規である国際人権宣言と、その人権宣言と日本国憲法98条(締結した条約や確立された国際法規を誠実に遵守することを必要とすることを定めてる条文)の関係もこれに近いと思うんだ。

で、そういう前提でいると草案は人権を含めた権利の代償として義務を求めるように読めてしまう(そうじゃないとしても)のでモヤっと感じちゃうのかなぁ…と

ナチュラルに天賦人権説を否定してくるあたり、自民党改憲草案もなるべくしてなった感じだなあ

つまり、公益及び公の秩序が人権より上位ってことだよね？

自然権的発想を否定したら、政治的合意としての人権しか残らなくなって基盤が揺らいじゃうよね

責任も義務も果たさない政治屋どもが何言ってけつかる

権利と義務は独立していて、権利は天賦とすれば、
義務はどこからやってきたのか？

義務とやらで、
他人の自由を奪い拘束することはできるのか？

権威主義化の糸口になるので絶対に認めてはいけない
義務の対価として権利があることが原則化するということは国家が自然とその裁量を握ることにつながる

「『信教の自由の中の、内心における信仰の自由』や『思想・良心の自由』を行使するときに発生する具体的な責任・義務」は、他者の（自分のものとは異なる）信仰や思想を認めることなんじゃないか？

多くの場合セットになりトレードオフになりやすいだけで責任と義務は権利と自由の対価じゃないんだよな
権利は権利として保証され義務は権利と独立に課される
税金が公共インフラの対価ではないのと同じ
公道を歩く自由は一円も納税した事のない者にも与えられるしどれだけ高額納税しても受けられる公共サービスは同じ

自分の権利が行使できるのは、誰かが義務を果たしているから。
その意味では権利と義務はセットではある。

当然対価ではなく、むしろ権利が主で義務が従ではないか？

天から与えられた権利を行使するために、他者へ義務を課すのが主権者の力、権力である。

勤労納税他者への教育の義務を果たさずに権利を主張するならと既に憲法に書いてあるでしょう

天賦人権説とかいう自然権の理念的側面と制度的側面をごっちゃにした思想嫌い

自然権は万人が生まれながらにして無条件に認められる権利である(理念)が、それを維持し社会全体が享受するためには責任と義務が伴う(制度)で良いじゃん
現実の社会では、公的制度や財源を維持しなきゃ自然権の保障なんて無理なんだからさ

人権なんてもんが無償供与されてると本気で思ってるなら、隣の大陸にでも行って権利を叫んでみればいいんじゃないですかね

> 自民党憲法改正草案第12条に現れる文言である。
> 「『自由及び権利には責任及び義務が伴う』という思想は、自由や権利や義務や責任について専門知識を持つ法律学者が考えたものではなく、自由や権利や義務や責任について専門知識を持たない精神医学者や劇作家が考えたものである」と言うことができる。

なんかそれっぽく言ってるだけで特に理論的裏付けがあるわけでもなければ専門知識がある人が考えた仮説でもない、って意味では
アベノミクスを支持してた人らが強調してた”トリクルダウン”なんかと同じような言葉なのか
これを好きな人って”弱肉強食”とかも好きそう（偏見）

本来の人権は消極的自由である自然権のみ

>>12
その理念（万人が生まれながらにして無条件に認められる権利）の根拠として「天」の設定が必要という話では？