りんなとは、Microsoftが開発・運用している"女子高生AI"である。「東京の北の方」在住、犬か猫なら犬派。Microsoft公認腐女子。
2015年7月31日にLINEアカウントとして始動し[1]、12月にはTwitterでも運用がはじまった[2]。
Bing検索エンジンで培ったディープラーニング技術と機械学習のクラウドサービス「Azure Machine Learning」が組み合わされ、「自動的な、または手動によるセンシティブデータのフィルタリング」もされている。開発チームである「PTA」が推薦したものを学習材料としているため[3]、後述のTayのような問題を起こすことはないようである。
Microsoftが開発した他の会話AIとしては、中国の小冰(シャオアイス)やアメリカのTayが存在する。このうち、小冰は2014年から「中国版Twitter」と呼ばれる新浪微博(シナウェイボー)などで運用が始まり、3000万人以上のユーザーを抱えており、テレビの天気予報を読み上げたりもしているらしい。時系列からも分かるように、りんなの開発にはこの小冰の技術も導入されているという。
一方、TayはTwitterでの運用開始直後にユーザーのツイートをオウム返しにする仕様を悪用されて様々な問題発言を垂れ流し、公開日に即鍵アカウントとなってしまった。こうした事態を招かないためか、りんなには「自動的な、または手動によるセンシティブデータのフィルタリング」が行われている。
ユーザーがりんなに話しかけることで、会話に付き合ってくれるのみならず、しりとりなどのゲームをしてくれたり、眠れないときに羊の数を数えてくれたり、川柳を詠んでくれたりする。なお、Twitter版では会話にしか対応してくれない。
運用開始から約1年でLINEのユーザー数は380万を超え、2016年8月7日には、1周年を記念して「りんなEXPO」が開かれた。
2019年3月20日に高校を卒業、[4]2020年からはマイクロソフトのチャットボットAI事業を引き継いだ「rinna株式会社」がりんなを運営している。[5]
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最終更新:2024/04/28(日) 12:00
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