あきらめたらそこで試合終了だよとは (アキラメタラソコデシアイシュウリョウダヨとは) [単語記事]

「あきらめたらそこで試合終了だよ」とは、漫画『SLAM DUNK』の安西光義のセリフである。

概要

安西はこの言葉を作中で2度発言している。1度目は三井寿に対して「あきらめたらそこで試合終了だよ」（コミックス第8巻145 ページ）、2度目は桜木花道に対して「あきらめたらそこで試合終了ですよ…？」（コミックス第27巻148 ページ）。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

1度目の発言は、第69話「WISH」の回想シーンにて。県大会決勝、横田中と武石中の試合は53-52で横田中がリードしていた。残り時間わずか12秒で、しかも相手ボール。武石中のエース三井も内心では負けを意識し諦めかけてしまう。そのとき、来賓として試合会場にいた安西が三井に声をかけるのだった。

最後まで…希望を捨てちゃいかん
あきらめたらそこで試合終了だよ

安西の言葉によって三井は諦めることなく相手からボールを奪いシュートを決め、武石中を優勝に導くことができた。三井は「その時…この人のもとでバスケットがしたいと思った」と語っており、強豪校からの誘いを断って安西のいる湘北高校に進学することになる。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…？」

2度目の発言は、第241話「4POINTS」の桜木との会話の中で。インターハイ2回戦、湘北と山王工業の試合は36-58で山王工業が大きくリードしていた。チームの柱である赤木は河田に抑え込まれ、3Pシューターの三井はスタミナ切れ、流川でさえ相手エースの沢北に対抗できずにいた。湘北は後半に入ってから一度も得点することができないまま、“勝負の決まる20点差”を付けられてしまう。安西は桜木をベンチに下げ、桜木に試合を見るよう促す。桜木は安西が諦めたものと思い悔しさをにじませるが……。

安西「私だけかね…？まだ勝てると思っているのは………」
桜木「あきらめたんじゃなかったのかオヤジ……」
安西「あきらめる？あきらめたらそこで試合終了ですよ…？」

安西は桜木のオフェンスリバウンドによって、この大差からでも山王工業に勝つことができると言う。桜木は安西の意図を理解すると、チームの思いを背負ってコートに出ていくのだった。

評価

この「あきらめたらそこで試合終了」という言葉は、『SLAM DUNK』の中で一、二を争う名言として人気が高い。三井が湘北バスケ部に入るきっかけとなった一言であり、湘北の劇的な逆転を予感させる印象的な場面でもあるため。また、困難や苦境に直面した人に「諦めないことの大切さ」を教え説く啓蒙の言葉として使われることもあり、『SLAM DUNK』を読んだことのない人にも広く知られている。

「あきらめたらそこでゲームオーバーだよ…？」（ゲーム『超次元ゲイムネプテューヌ』）、「諦めたらそこで布教終了ですよ！」（ゲーム『戦国BASARA3 宴』）、「諦めたのでここで試合終了」（ライトノベル『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』）など、さまざまな作品にパロディのセリフが登場するほか、ネット上ではふきだしのセリフを改変したコラージュ画像も散見される。

アスキーアート

印象的な場面であるため、2つの場面それぞれのアスキーアートが作成されている。

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iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii　 試 そ あ　.iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|　 合 こ き　 |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
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