じごくちほーとは (ジゴクチホーとは) [単語記事]

じごくちほーとは、

「地獄」の要素を持つ『けものフレンズ』の動画・イラストにつけられるタグ。例えば「鬼灯の冷徹×けものフレンズ」や、地獄をテーマにした『けものフレンズ』の動画・イラストが挙げられる。
あぶぶ氏が2019年 8月に投稿した『けものフレンズ』の二次創作短編漫画。ただし、コンセプト絵は2017年に投稿されている。

を指す。ここでは2について説明する。

フェネック！じごくちほーの概要なのだ！

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 https://twitter.com/abubu_newnanka/status/1166022943865888769

帽子泥棒を追っていたアライさんとフェネックが、おぞましく狂気的な世界の「じごくちほー」に迷い込んでしまい、脱出するために冒険を始めるというストーリー。『けものフレンズ』シリーズは優しい世界観で有名となったが、その真逆であるホラーの世界観とのギャップが一部で話題を呼んだ。

後にあぶぶ氏は、同じく『けものフレンズ』を題材にしたホラー作品「アライさんマンション」でさらに有名になった。本作はあぶぶ氏が描く「けものフレンズ×ホラー」の先駆けとなった作品とも言える。

なお、ホラー作品であるためグロテスクな描写が多く、原作の世界観も大きく崩壊しているため、閲覧には注意を要する。

また、コンセプト絵としては2017年から存在しており、ニコニコ静画には2018年に投稿されている。

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じごくちほーにいる者達を説明するのだ！

アライさん: アライグマのフレンズ。理由は不明だがじごくちほーに何度か来たことがあるようで、脱出方法やじごくフレンズの避け方など、じごくちほーのことに詳しく、語彙も豊富になっている。
フェネック: フェネックのフレンズ。じごくちほーに来るのは初めてで、来訪直後は狂気的な世界を見て、まともに言葉をしゃべるのもままならない状態になってしまう。前の世界では「猪突猛進のアライさんについていく」ことが多かったが、じごくちほーでは「頼りになるアライさんに連れていかれる」ことになってしまった。
じごくボス: じごくちほーにいるラッキービースト。姿はジャパリパークのものと大きく異なり、右耳に小さな眼球が大量につき、左耳からは触手のようなものが多数出ている。口からは舌が2つ出ており、上の歯がむき出しになっている。アライさん曰く「じごくボスだから見た目もじごくっぽい」。「我々ラッキービーストは異世界の胎児が悦楽する非公式の墓地より…」と、話す内容も難解だが、脱出のキーとなる「白痴の王」のもとへ連れて行ってくれるようだ。
じごくフレンズ: じごくちほーにいる謎の生物。「目と口と触手のようなものが大量についた謎の黒い球状の生物」と、「仮面をつけた顔の下に口があり唾液を垂らしている黒い生物」の2個体が登場する。後者に対してアライさんたちは身を潜めているため、他のフレンズに害を及ぼす存在であると思われる。
セルリアン: 死体のみ登場。その体液は飲むことができる。じごくちほーの貴重な食料のようだ。

下に行くとじごくちほーの核心に迫ることになるのだ！まだ知りたくない人は注意するのだ！

白痴の王: じごくちほーの中心にいる存在。「みんみの成り損ない」、すなわち巨大なサーバルの頭部と、複数のサーバルの小さな身体がぐちゃぐちゃに首の部分にくっついたような姿。言葉も「んみ…」「すごーいんみ」などまともに話していない。しかし、もともとは「じごくちほーという場を通じて現世への顕現を試みた外神」だったらしく、今でも強い力を持っているようだ。アライさんとフェネックを駆け引きの上で元の世界に返してくれる。
アライさん: 元の世界にフェネックと二人で帰る代わりに、「アライさんがアライさんになる前のアライさんの形」を失う。脱出の際、動物のアライグマの姿をした光がアライさんの元から離れていき、「お前はアライグマのフレンズなのです」という博士の言葉の記憶が「お前は████のフレンズなのです」となった。元の世界に帰ってからは語彙を失って「ウッカリさん」に戻り、前のように帽子泥棒を追いかける。
フェネック: 途中から自我を守るため幼児退行してしまうが、元の世界に帰ってからはじごくちほーの記憶の大半を失ったようで、いつも通りアライさんについていく。
じごくボス: おぞましい姿にはなっているものの、迷い込んだ「おもてフレンズ」を助けるため、自我を失うまいと電脳上で戦いながらフレンズを案内している。つまり、「形は変わってもボスはボス」だった。
原子への介入を試みた者達: ジャパリパーク第7研究所で「超大型サンドスター加速器」を使い、原子を意のままに作り変えようとした人々。この結果、多くのフレンズが犠牲になり、じごくちほーが「この世でもあの世でもない場所」として誕生した。現在でもじごくちほーにある研究所の中に、事故が起きた瞬間のまま時間が止まった状態でその人々が存在しているとされる。