アオジタトカゲとは、有鱗目トカゲ科アオジタトカゲ属に属する爬虫類の総称。
主にオーストラリアに分布しているトカゲ。最大で全長70cm程になる。
名前通りの青色の舌と、短い足と太めの身体が特徴。英名も「Blue-tongued skink(青い舌のトカゲ)」である。青い舌はヘビと同じように威嚇に使われる。森林、草原、砂漠といった多様な環境に生息しており、昼行性で雑食、胎生(卵胎生)。
ペットとしても人気だが生息地は保護されており、特にオーストラリアは野生動物の輸出を禁じている為オーストラリア産の種・亜種は殆ど流通していない。また、異なる種・亜種間での交雑個体が流通していることも多い。
足が短く、ずんぐりむっくりしているので、ツチノコの正体ではないか?と話題になることがあり、一見するとツチノコにしか見えないような写真や映像も多く撮られている。足が隠れているとなおさらである。
しかし、日本には本来生息していない生物であり、日本でアオジタトカゲの飼育ブームが来たのは1970年代のためこの説には疑問が残る(ツチノコは1712年に既に寺島良安『和漢三才図会』の『第四十五巻 竜蛇類』で「野槌蛇」の名で解説されている[1])。
とはいえ、飼育されていたものが逃げたアオジタトカゲをツチノコと誤認したケースがあることは十分考えられる。もしかしたらツチノコの伝承の方がアオジタトカゲに近づいてきたのかもしれない。
殆どがオーストラリアに分布している。亜種や産地によって複数の流通名があり、未記載の亜種につけられている流通名もある模様。
その他、「Irian Jaya blue tongue skink」と呼ばれている未記載種が知られている。
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最終更新:2024/05/31(金) 00:00
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