アレクサンダー・アルボン・アンスシン(Alexander Albon Ansusinha、1996年3月23日~)とは、タイのレーシングドライバーである。
英国人で元レーシングドライバーの父と、タイ人で実業家の母との間に生まれる。出生地はロンドン。
2012~14年はフォーミュラ・ルノー2.0でヨーロッパのレースに参戦。2014年のユーロカップで年間第3位を獲得した。なお、12年にはレッドブル・ジュニアプログラムに在籍していたが、母が詐欺事件で逮捕された影響で同年限りでプログラムを離脱した。
2015年からフォーミュラ3に転戦。2016年のGP3シリーズではシャルル・ルクレールに次いで年間第2位を獲得した。
2017年からF2に参戦した。同年はARTグランプリから参戦し、20戦未勝利(表彰台2回)の年間第10位。
2018年はDAMSに移籍し、24戦中4勝(表彰台8回)を挙げ、ジョージ・ラッセル、ランド・ノリスに次いで年間第3位を獲得した。
その後、フォーミュラEの日産・e-damsが2018-19シーズンにアルボンの起用を発表したが、レッドブル・レーシングが交渉により引き抜き、F1世界選手権への参戦が決まった。
2019年、トロ・ロッソからF1世界選手権に参戦。1955年のプリンス・ビラ(ピーラポンパーヌデート王子)以来64年ぶりのタイ人F1ドライバーとなる。車番の「23」は、アルボンが大ファンと公言するバレンティーノ・ロッシ(MotoGP)の車番「46」を半分にしたもの。同年途中でピエール・ガスリーとシートを交換する形でレッドブル・レーシングに加入した。レッドブル加入以降は堅実にポイント圏内入賞を続け、翌年のレッドブルのシートを確保。ブラジルGPでは初表彰台目前のところでルイス・ハミルトンに追突され、ポディウム・入賞を逃した。しかしレッドブル加入後はブラジルを除く全レースで6位以内を達成し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出された。
2022年は新型コロナウィルスの影響により開幕が遅れ、7月の開幕戦オーストリアGPで一時3番手まで浮上。2位のハミルトンに勝負を仕掛けたが接触を喫し後退、リタイア(13位完走扱い)でレースを終えた。以降は僚友のマックス・フェルスタッペンと比較される場面が多く苦戦を強いられたが、3位表彰台を2回獲得し、年間第7位でシーズンを終えた。その後、レッドブルは2021年シーズンにセルジオ・ペレスの起用を決定し、アルボンはF1のシートを喪失した。
F1レッドブル・レーシングのリザーブ兼テストドライバーを務める傍らで、同年からGT3を導入したドイツツーリングカー選手権にアルファタウリ・AFコルセから参戦、フェラーリ・488 GT3を使用し年間第6位となる。
2022年、2年ぶりにF1世界選手権に参戦する。所属チームはウィリアムズ・レーシングで、2018年にF2で僚友だったニコラス・ラティフィが再びチームメイトとなる。
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最終更新:2025/12/06(土) 00:00
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