アンドルフとは、スターフォックスシリーズに登場する人物である。
悪の天才科学者で、全ての元凶とも呼べる黒幕。SFC版スターフォックス、スターフォックス64、アドベンチャー、スターフォックス64 3D、ゼロに登場。
サルのような顔を持ち、殆どの作品で物語の鍵を握る重要人物。甥にアンドリュー・オイッコニーがおり、やとわれ遊撃隊スターウルフに所属させている。スターフォックス64にてフォックスによって討たれるが、彼が残した遺産が物語に重大な影響を与えている。とにかく影響力が強い人。
元々彼は惑星コーネリアの住民だった。幼い頃から異彩を放っていたらしく、コーネリア防衛軍の科学者になるとその天才っぷりを遺憾なく発揮。ありとあらゆる分野に精通し、Gディフューザーシステムやバイオウェポンを作り出してコーネリアの発展に尽力した。
ところが彼の研究開発は過激なものがあり、平和を求めるコーネリアには受け容れがたいものだった。やがてアンドルフを危険視したペパー将軍によりコーネリアを永久追放され、辺境の惑星ベノムに送られた。自身の研究成果を頑なに認めないコーネリアの連中を恨んだアンドルフは次第に心を歪めていき、復讐を決意。天才的な頭脳を活用し、ベノムを軍事基地に改造。アンドルフ軍を創設し、次々に兵器やバイオウェポンを開発。周辺の惑星へ侵略の手を伸ばしていった。
ベノムでの不審な動きを察知したペパー将軍は、やとわれ遊撃隊スターフォックスを調査に向かわせた。しかしアンドルフはピグマを金で釣って裏切らせ、スターフォックスを壊滅へと追いやる。この時にジェームズ・マクラウドは死亡したとされ、唯一生き残ったペッピーのみが虎口から脱した。
アンドルフ軍の侵略は着々と進み、ライラット系の惑星の大半が彼の手に落ちた。その魔手はついにコーネリアにまで届き、侵攻を受ける。コーネリア軍が迎撃するが、長年の平和で軍備を必要しなかった事もあり、アンドルフ軍に敗北。支配下に置かれる一歩手前まで追いやられた。
ところが、ここで思わぬ横槍が入る。父ジェームズの遺志を継いだ息子フォックス・マクラウド率いる二代目スターフォックスが現れたのだった。
自己顕示欲が強く、狂った科学者の一面が強いアンドルフだが、ベノムをコーネリアのような自然豊かな星にしようと浄化装置を造っていた事がコマンドで明かされた。
スターフォックス ゼロではコーネリア防衛軍と協同で転送装置を開発した設定が追加された。平和目的のための開発だったが、アンドルフはその力を悪用しようと企てたため、ペパー将軍たちは装置を使ってアンドルフをベノムへと追放した。
アンドルフがベノムを拠点に作り上げた軍隊。構成員はサルで占められており、犬で占められるコーネリア軍とは犬猿の仲である。元々ベノムの住人だったのか、外部から雇ったのかは一切不明。
恐るべき技術力と物量を持ち、質・量ともにコーネリア軍を凌駕する。兵器以外にもバイオウェポンを運用しており、強敵としてスターフォックスの前に立ちふさがる。またアンドルフは自身の体をバイオウェポンとして改造し、一介の科学者とは思えない戦闘能力を獲得している。
スターフォックスに対抗してか、やとわれ遊撃隊スターウルフを雇用。自身の甥であるアンドリューを所属させている。アンドリューは腕が悪く、それでいてアンドルフの権力をかさに威張るため、他のメンバーから忌み嫌われている。が、彼がいる事でアンドルフからの技術的・金銭的バックアップは計り知れないものとなっている。
スターフォックス64でアンドルフは倒されたため、アンドルフ軍は崩壊した。しかし彼が遺したバイオウェポンはベノムの海に残されており、コマンドではこれらが進化してアングラー軍となる。
死後、アンドルフは亡霊となりタイタニアに隠した浄化装置を守っていた。
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最終更新:2024/11/30(土) 11:00
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