カシオペアとは、JR東日本が運行する寝台特急列車の列車名である。
1999年7月16日に運転を開始した寝台特急で、東北本線上野駅と函館本線札幌駅を結ぶ。
この「カシオペア」の運転開始に伴い、3往復設定されていた「北斗星」は2往復に減便された。
客車にはJR東日本が新製したE26系客車を使用しており、12両固定編成となっている。
但し、E26系は1編成しかない為、月・水・土曜日が札幌発上野行(上り)、火・金・日曜日が上野発札幌行(下り)で運行。毎日運転でないこともあり、扱いは臨時列車として運転された。検査時は運休となっていた。
このE26系はJRとしては初めての客車で、オール2階建て・オールA個室寝台かつ史上初のステンレス客車である。 これに加え、電源車(ラウンジカー)カハフE26-1故障時の予備電源車として、E26系と塗装を合わせたカヤ27-501を24系客車から改造編入している。1号車はカシオペアスイートの展望室タイプとなっているが、人気かつ一室のみ為なかなか切符が取れない事で有名だった。
牽引機関車は青森と函館で付け替えを行い、上野-青森間、青森-函館間、函館-札幌間で別々の機関車を使用。
運行開始時はEF81形電気機関車が上野と青森の間を牽引していたが、2010年6月以降はカシオペアカラーを纏ったEF510形500番台の牽引となった(北斗星用の一般色が牽引する場合もある)。青森-函館間は青函トンネル対応のEF79形電気機関車(2001年まではEF76形550番台を使用する場合もあり)、函館-札幌間はDD51形ディーゼル機関車の重連(「北斗星」と共通の寝台特急専用塗装)が牽引した。
機関車を始めとする使用車両の老朽化や北海道新幹線開業(2016年3月26日)に伴う青函トンネル区間のシステム切り替えを要因として、切り替えが実施される2016年3月22日までに廃止された。最終運行日は上野発は3月19日、札幌発は3月20日。ただし、E26系客車はまだ新しいほうではあることから、2016年6月以降は廃止以前も時折運転されていたツアー団体列車「カシオペアクルーズ」が復活(3泊4日で料金は……お察しください)。加えてツアー向けながら廃止前と同行路でクルーズ列車でない「カシオペア紀行」も運行を開始した。
EF510形500番代はすでに全車JR貨物に売却されており、JR東日本管内での牽引機関車はEF81形に戻った。ただし、運行区間によってはEF64形が前補機を務めることがある。青函トンネル区間ではトンネル内のシステム変更に伴いEH800形電気機関車、JR北海道管内ではDF200型ディーゼル機関車が牽引するが、この二形式はいずれもJR貨物の所属となっている。なお、EH級電機が継続的に客車列車を牽引するのは史上初。国鉄時代のEH50型機関車計画(および高速試験機EH10型15号機)以来60年あまり後の実現となった。
掲示板
7 ななしのよっしん
2016/04/03(日) 08:51:45 ID: ow/hAeteeX
http://m
カシオペアが団体専用列車として復活するって話だけど、
JR東日本はカシオペア色のEF510を全てJR貨物に売っちゃったね
http://r
また団臨カシオペア牽く時機関車どうするんだろう?
昔みたいにEF81に戻すのかな?
JR東日本にとってEF510は使いにくい機関車なの?
8 ななしのよっしん
2016/08/02(火) 20:28:24 ID: DZft9hJKXb
9 ななしのよっしん
2016/08/15(月) 10:13:42 ID: 7A0YwrFegx
カハフは北海道新幹線対応改造で52.6tになった
事を考えるとカシオペアクルーズのコースに
ローカル線を組み入れるのは難しそう
ついでに言うと車両の老朽化はたぶんDD51のことだと思う
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最終更新:2024/04/18(木) 17:00
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