カタフラクト(ACVI)

カタフラクト(ACVI)とは、アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコンに登場する兵器の一つ。型式番号はAAS02。

作中に登場する勢力の内の一つ「惑星封鎖機構」が所有している。間違われやすいが「カタクラフト」ではない。

以下、ゲーム内容のネタバレ注意。

概要

CHAPTER3「特務機体撃破」にて初登場する、全身に多数の武装を搭載した巨大な戦車のような機動兵器。大小それぞれ二つずつ存在するガトリングガン、連装ミサイルランチャー、収束・拡散と撃ち方の切り替えができる高出力レーザー砲などを備えたガチタンともいうべき地上戦力だが、履帯それぞれが脚のように機能することで跳躍すらも可能にしている。しかもコアを人型MTにすることで汎用性までも確保したとのこと。巨体と速度を活かした体当たりも使いこなし、これの破壊依頼を出してきたルビコン解放戦線の担当者は「封鎖機構最強の地上兵器」と畏怖していた。

上面や側面、後方からの攻撃は一切通用しないという驚異的な防御性能を有する…が、履帯の間、砲塔ユニットからまるでぶら下がっているかのように存在するコアMTが弱点となっており、解放戦線担当者が言うように真正面からの攻撃は通用してしまう。いかにして相手の攻撃を回避しつつ正面から攻撃を叩き込むか、スタッガー状態に陥って動きを止めた隙にどれだけの火力を叩き込めるかが鍵になっている。

前日譚を描いたストーリートレイラーにも同型機が登場しており、主人公のC4-621の先輩たちが全滅するきっかけの一つでもあった。トレイラーを視聴済みだったプレイヤーの中には「先輩たちの仇を討たん」と闘志を燃やした者も少なくない。

なお、カタフラクトのパイロットはC4-621（レイヴン）への憎しみを剥き出しにしており、「我々の封鎖による秩序を貴様が乱した」などと罵ってくる。ハンドラー・ウォルターは「お前が借りた名義の、元のレイヴンのせいだろう。気にするな」とアドバイスするのだが…。

三周目で解禁されるとあるミッションにも登場。こちらでは機動兵器「エクドロモイ」二種を連れて強襲してくる。カタフラクトだかカタクラフトだか、エクドロモイだかエクモロドイだかややこしい名前が好きな奴らだ。それぞれを相手にするのは慣れていても、どれか一体に気を取られすぎてると思わぬダメージを受けるので注意。

懲罰席？

慣れない内はこいつの高い火力、爆速なスピード、攻撃を通さない側面や上面という構造にプレイヤーは苦戦を強いられる…のだが。

繰り返すうちに「特務機体撃破」が金策扱いにすら感じるようになったプレイヤーからは「真正面から攻撃通っちゃうのはどうなんだ！」「MTをコアにすることで汎用性確保したって、汎用性とは一体…うごご」「コアMTとかいらないんじゃないかな」といっぱい突っ込まれてしまっている。そんなプレイヤーからは、存在価値を感じられず、おまけに攻撃を唯一通してしまうコアMTは「懲罰席」呼ばわりされることもしばしば…。

一応好意的に解釈しておくと制御装置（コックピット）は機体のどこかに必要だし、そもそも「正面からの攻撃は通りますよ！相手も攻撃ぶち込んでくる位置関係ですが」というのは相当手練れの傭兵でもなきゃこなせないお仕事（慣れるまではプレイヤーだって大抵死にまくる）であるし、別にコアMTは一、二発の攻撃で沈むとかいうほど脆弱でもない。MTをコアにした汎用性というのも「どんな戦場にも対応できる」という意味ではなく「コアがMT程度で済む」という意味かもしれない。でなきゃ乗ってる人が本当に可哀想じゃんか。

余談

• カタフラクトとは古代ローマ帝国に存在していた重装騎兵のこと。お馬さんの正面部分にも装甲を施していたらしい…こっちのカタフラクトは微妙に名前負けなような？
• よーく見るとコアMTの脚部はちゃんと稼働しているのが確認できる。脚があることにありがたみがあるようには見えないが、交換時等にはパージして自力歩行できたりするのかもしれない。
• トレイラーでは621の先輩が乗った機体のパーツを、拡散レーザーで次々に吹き飛ばしてバラバラにしてしまっている。さすがにゲーム中はこの威力が反映されてるほどではないが、強力には変わりないので注意。

関連動画

関連静画

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関連項目

• アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン
• アーマード・コアの関連項目一覧
• ガチタン