ゴリラ(TOUGH 龍を継ぐ男)とは、猿渡哲也の漫画『TOUGH 龍を継ぐ男』に登場するキャラクター(?)である。
第25巻収録のBATTLE.293「猛獣」からBATTLE.295「裏取引」にかけて登場した、とある動物園で飼育されているゴリラ。野生のゴリラでもハイパー・ゴリラでもメカ・ゴリラでもないごく普通のゴリラ。
悪魔王子と戦った宮沢静虎は、悪魔王子に幻魔拳(わかりやすく言うと、殴り付けた相手に恐ろしい幻覚を植え付ける精神攻撃)を伝授したのが兄の鬼龍だと確信。電話で真相を聞き出そうとするも、鬼龍は知らないという。悪魔王子と幻魔拳の謎は深まるばかり。
ふと鬼龍のいる場所の騒がしさが気になった静虎は、何気なく鬼龍の居場所を聞くのだが―。
「何を言っているんだ?」
実は来園していた子供がゴリラの飼育スペースに落ちてしまうという事件が発生し、飼育スペース周辺は騒然としていた。そこへなぜか颯爽と鬼龍が現れ飼育スペースに飛び込む。子供は素早く救出され、母親は安心のあまり泣きながら鬼龍に感謝を述べるのだった(ちなみにこの母親は以前龍星とダンプさんが救出した母親のコピペ)。「フン…善意でその子を助けたわけじゃない」とツンデレみたいな返答をする鬼龍。と、ここまでなら「鬼龍も優しくなったなぁ」とほっこりするところなのだが...。
「いい機会だからコイツと闘ってみたかっただけだ」
突然ゴリラに襲い掛かる鬼龍。何をやっているんだ? そしてあっさり左腕を折られ
と冷や汗を流す鬼龍。唖然とするマネモブ来園者とマネモブ読者。その後もゴリラを怒らせるために顔面を狙うなど執拗に攻撃を続けるが―、
という怒涛の展開が続く。まさしく絶体絶命のそのとき、なんと悪魔王子が駆け付け、鬼龍に代わってゴリラに戦いを挑む。すると急にゴリラのサイズが人間と同じくらいに縮小したばかりか、「ゴリラの闘争本能はチンパンジーにも劣る」と唐突にゴリラディスが始まり戦闘の流れが一変。悪魔王子はゴリラ相手に臆することなく攻撃を繰り返し、さらに幻魔拳でゴリラに幻魔を植え付けて見せた。
そして悪魔王子は、倒れている鬼龍に手を伸ばす―というところでゴリラ戦は終了する。
唐突にゴリラと戦ってボコられ、挙句悪魔王子に助けられる鬼龍という怒涛の展開に歴戦マネモブ読者すら頭が追いつかないという事態となり、猿展開を超えたゴリラ展開と話題になった。一方ゴリラはいきなり人間にケンカ売られたので遊んでいたら、割り込んできた別の人間に恐怖の幻覚を植え付けられるというかなりかわいそうな目にあっている。
ゴリラに気を取られがちだが、悪魔王子に幻魔を教えたのは鬼龍ではないことやネタ抜きで鬼龍が弱体化していること、悪魔王子はなぜか鬼龍を慕っていること、悪魔王子は幻魔を完璧に使いこなせていないことなどの重要な要素もさらっと明かされている。
ゴリラと遊んではいけない、そして猿展開をナメてはいけないことをマネモブ読者は心に刻むことになった。
後に悪魔王子は、静虎を「強いのに戦おうとしない臆病なゴリラ」に例えて批判した。ゴリラ展開は静虎の美点であり欠点でもある「優しさ」を指摘するための布石だったのである。
なお、そもそもなぜ鬼龍が動物園を訪れていたのかはわかっていない。
タフシリーズにはこれまでもゾウやトラ、ライオン、クマがキャラクターの圧倒的な強さや非情さの指標、例えとして扱われてきた(300kgのトラにジャーマンスープレックスを極めるアイアン木場、鬼熊を手斧で狩る覚吾、グリズリーを素手で倒す龍星など)。だからこそファンにとって、ゴリラになす術もなく遊ばれる鬼龍の姿は衝撃的だったのだ。
また、356話では街中で暴れる象が突如登場し「今度はゾウ展開か」と読者を呆れさせた驚かせた。
掲示板
114 ななしのよっしん
2024/03/25(月) 18:03:17 ID: rG4LVbSd9v
ひたすらおじさんの株を落とす事だけを目的とした猿展開が繰り返されてるんだよね
こんな事が許されていいのかぁっ
115 ななしのよっしん
2024/03/25(月) 19:44:59 ID: wzsw8qDRG5
普段好き勝手してることへの制裁なのでマイ・ペンライ!
でも自分で自分に制裁を課してるのは意味分からんッス 忌憚のない意見ってやつっス
116 ななしのよっしん
2024/05/01(水) 12:49:22 ID: baDtgl24WP
タフくんや静虎から怒りと共にぶちのめされるのならわかるけど何の関係性も無いゴリラに玩具にされるのは制裁とは呼ばないだろうがえーーーーーーー!
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最終更新:2024/05/01(水) 14:00
最終更新:2024/05/01(水) 14:00
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