サンタクロース村

サンタクロース村とは、フィンランドのロヴァニエミにある観光施設である。

他のサンタクロースと関係する村については曖昧さ回避の「サンタ村」の記事を参照。

概要

いつ行ってもサンタクロースに会える施設とされており、「サンタクロース・オフィス」にいるサンタクロースに会うために行列ができることも多い。サンタクロースがいる建物内での撮影は禁止されており、サンタクロースに会った後に、施設側で撮った写真の実物か、録画された動画のデータを購入することができる。

また、世界中から届いたサンタ宛の手紙が集められるサンタクロース郵便局もある。現地でも投函が可能である。他に、クリスマス関連商品を扱う土産物店やレストランもある。

敷地の中には北極圏の境界線となる北緯66度33分の線が通っている。そのため、10月ごろや4月ごろでも雪が降っていることがあり、時期によっては白夜・極夜となる。インフォメーションの建物では北極圏到達証明書を発行している。

また、サンタクロースを世界各地に派遣する「ふれあいサンタ」事業も行っている。

フィンランドをサンタクロースの故郷とする根拠については、サンタクロース村の公式HPでは

1920年代、アメリカに伝わったサンタクロースの言い伝えでは、その故郷が北極とされています。そこで、北極圏のある、フィンランドラップランドであると考えられるようになりました。そして1927年、フィンランド国営放送局はラップランド東部にあるコルヴァトゥントゥリ（その形から耳の山と呼ばれています）をサンタクロースの正式な住居と宣言したのです。

とされている。なお、サンタクロース村からコルヴァトゥントゥリまでは直線距離で北東に200kmほど離れている。

誤って「フィンランド公認」と書かれてしまうこともある。誤解されがちだが、フィンランド政府はいかなるサンタクロースも公認していない。現在ではサンタクロース村公式HPでは「ロヴァニエミ市公認」としている。

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https://twitter.com/FinEmbTokyo/status/281285413463785472

また、グリーンランド等の他国・地域のサンタクロース関連組織とは別の団体であり、特に関係を持っていない。

アクセス

フィンランドの首都のヘルシンキから飛行機で1時間20分でロヴァニエミに到着する。鉄道の場合は10時間以上かかる。ロヴァニエミの中心部からは8番の路線バスかタクシーで向かう。

2020年「クリスマスは中止しません」

新型コロナウイルスの影響が全世界的なものとなった2020年10月には、不安がっている世界の子どもたちを励ますためにサンタクロースが「今年のクリスマスは中止しません」と約束する動画が各国のニュースに登場した。

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https://twitter.com/nhk_news/status/1320139676469108737

毎年冗談交じりに囁かれる「クリスマス中止のお知らせ」の逆バージョンとも言える。

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https://twitter.com/NarumiHayase/status/1320232537336082432

この「クリスマスは中止しません」動画も、ロヴァニエミのサンタクロース村にあるサンタクロースオフィスが公開したものである^[1]（サンタクロースオフィスによって2020年4月にYouTubeに投稿された別の動画と、同じスタジオで撮影されていることからもそれがわかる）。

関連動画

関連リンク

• サンタクロースの公認ホームタウン、ロヴァニエミへようこそ　（ロヴァニエミ市公式による観光促進サイトの日本語版ページ）
  • サンタクロースとクリスマスの魔法 - Visit Rovaniemi
• サンタクロース村 オフィシャルサイト ロヴァニエミ市公認　（ロヴァニエミ市公認のもとに、日本の「共信商事株式会社 サンタクロース事務局」が運営しているサイト）

関連項目

• サンタクロース
• フィンランド

脚注

1. *Santa Claus: Covid-19 won’t cancel Christmas - The National