シスター・メアリー・ロバートとは、1992年5月に公開された映画『天使にラブ・ソングを…』において、ウェンディ・マッケナが演じる、内向的だが歌の才能がある修道女である。
修道院に隠れることになった主人公のデロリスと、特に親しくなる修道女の一人(他に、シスター・パトリック、シスター・ラザラス)。
未だ見習いの身であり、他のシスターとは服装が異なっている。それがまたたまらない。
「みんなよりやることが下手で遅いが、自分にしか出来ないことがあるはずだ」という思いをデロリスに打ち明ける。
その想いが、歌となり昇華され、だんだんと明るい性格になっていく。1993年に公開された続編映画『天使にラブ・ソングを2』では、ラフな表情や振る舞いを見ることができる。
可愛らしさを残しながらハスキーかつパワフルな歌声が印象的だが、歌声の部分はアンドレア・ロビンソンによる吹き替え。ウェンディ・マッケナ本人は、コメンタリーの中で「口パクなら任せて」と語っている。
彼女の本当の歌声は、『天使にラブ・ソングを2』のエンディング『Ain't no mountain high enough』の中だけで聴くことができる。十分に上手く、セクシーで可愛らしい歌声であるが、吹き替えに至ったのは「監督のイメージとは違っただけなのでは」と噂されている。
余談だが、シスター・メアリー・ロバートを演じるウェンディ・マッケナは、映画公開当時33歳であった。
「引っ込み思案」な役どころのイメージもあってかとてもそうは思えぬ、「未熟な見習いシスター」の演技を見せている。
(※なおウェンディ・マッケナの生年月日には「1958年10月4日生まれ」「1963年10月6日生まれ」の2つの情報が入り混じっており、33歳とする説は前者を採ったもの。後者を信じれば28歳だったことになる。)
ちなみに日本語吹き替え版の声優は時期によって異なっている。初期は矢島晶子(「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけの声優として有名だが、当然ながら本作では大人しい女性の声を出している。)が担当していたようだ。このページ下方の「関連商品」の項にあるブルーレイに収録されているのは石川悦子が担当したバージョンである。
掲示板
29 ななしのよっしん
2022/05/02(月) 16:00:54 ID: dKFlEQ7jl8
デロリスに大きな影響を受けて変わっていくロバートだけど、
彼女自身もデロリスに大きな影響を与えてるんだよね。
バーの一件で咎められた時にデロリスが自分から留まる意思を見せたのは、
自分を慕い、奉仕の手伝いをしたいとまで言ってくれたロバートを裏切りたくなかったからだろうし、
場を盛り立ててシスターたちを活気づけてやろうって心意気になったのも
奉仕の人生に対するロバートの使命感の強さに感化されたからだろうし。
デロリスもロバートもままならない環境の中で悩みを抱えて生きてて、新しい自分を見つけたいと願ってる。
性格は正反対だけど似た者同士なんだよねこの2人。
30 ななしのよっしん
2022/11/11(金) 22:12:09 ID: fSTlmh8AL+
31 ななしのよっしん
2022/12/03(土) 01:00:44 ID: O0x8bMZQbU
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最終更新:2025/12/13(土) 04:00
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