ジュリアス・エメリーとは (ジュリアスエメリーとは) [単語記事]

「どうした、ラインアークの生き残りなのだろう？」

概要

反体制勢力ORCA旅団に所属するリンクスで旅団内のNo.3。同組織における唯一の女性リンクスで、旅団創設期のメンバー、最初の五人の1人でもある。元はアスピナの所属だったらしいがリンクス戦争末期にレイレナード社に合流、そういった関係でレイレナードの意志を継ぐ組織であるORCA旅団の一員になったものと思われる。
嘗てのアスピナの最高傑作とも言うべきリンクス、ジョシュア・オブライエンの再来とまで言われており、その実力は高い。それを反映してか搭乗ネクストの外観もどことなく彼の物に似通っている。また、ローゼンタール社のジェラルド・ジェンドリンとは面識があるようで、ミッション中に彼女が優勢になるとそれらしきやり取りが見られる。
ミッションにおいてはルートの転換点ともなるチャプター3のラストミッションの一つ「アルテリア・カーパルス防衛」において所属不明のリンクスとして登場。この時ジェラルド曰く、防衛部隊が20秒足らずで全滅していたそうだが、あの装備でどうやってそんな短時間で全滅させたんだよみたいなツッコミがよく挙がる。
(飽くまでも防衛部隊であって防衛設備ではないという見方をすれば出来ないことはないのだけど)
施設防衛の為に駆けつけた首輪付きとジェラルドを前にして「2機か、警告はしたはずだが・・・侮られたものだな、私とアステリズムも」と発言する辺り、自分の実力には高い自信を持っているらしい。ラインアークの決戦を生き延びた首輪付きのことも聞き及んでいたようで、こちらが劣性になると記事冒頭のセリフを言う他、撃破されると「何だ、この程度か・・・テルミドールも大げさなものだ」と、失望したように吐き捨てたりもする。そして最終的に彼女を撃破すると「すまんなみんな・・・もはや、共に成就は叶わない・・・」と言い残して散っていく。ジュリアス・エメリーの撃破を皮切りにしてORCA旅団が表舞台に立ち、物語は一気に佳境に入ることになる。

搭乗ネクストは主にオーメル陣営のパーツを使用した「アステリズム」　頭部がアスピナのソブレロ、コアがアルゼブラのソーラ、腕部と脚部がそれぞれオーメルのライールとユディトという構成になっており、ソーラコアにオーメルの軽量級パーツという構成はジョシュアが使っていたホワイト・グリントを思わせるものがある。が、必要最低限の武装しか積んでいなかったジョシュアと違い、オーメル製機動レーザー、PMミサイル、レールキャノン、威力特化型ハイレーザーライフルと、軽量機にしてはかなりの重武装である。この内レールキャノンとハイレーザーライフルはインテリオル製で、更に言うとジェネレーターがGA製、FCSがBFF製なことも考えると、全陣営のパーツを使った混成機と言えなくもない。
軽量機に重武装というちぐはぐな構成を出力特化型のブースターで補っており、戦闘中は凄まじい高機動でこちらを翻弄しながら高火力武器を叩きこむ戦術を取ってくる。ジェネレーターがGA製というのが災いしてレギュ1.3以降では絶賛重量過多の筈なのに、それでも並のCPUよりかは遥かに厄介な相手である。全盛期のレギュ1.2の時に至っては恐ろしく速い。特に怖いのがハイレーザーライフルで、総弾数がたったの6発なのと引き換えに背中武器並かそれ以上の高威力を有するという特化型である。一発でも喰らえば致命的なダメージを受けるので何としても避けたいところ。