ダイハツ・ミゼットⅡとは、かつてダイハツ工業が生産・発売していた軽貨物自動車である。
1957~1972年に販売されていた『ダイハツ・ミゼット』については当該項目を参照。
昭和30年代にブームを引き起こしたオート三輪「ミゼット」のコンセプト・イメージを、新たな技術で蘇らせたといえる。軽貨物車自体は安全性及び積載能力の向上を図って大きくなっており、オート三輪が得意とした小口配送に適した小ぶりな貨物車として開発された。1993年と1995年に東京モーターショーに参考出品され、大きな反響となり市販が決定された。同社の軽トラック・ハイゼットをベースとした軽四輪であるが、当時の軽規格を大きく下回る全長2.8m×全幅1.38mのサイズで、最大積載量は150㎏としている。バンパーから屋根にかけての大きな傾斜や、フロントフェンダー・ヘッドライトのボディからはみ出した配置など、ユーモラスな雰囲気が醸し出されている。
1996年より販売開始。当初は、トラックの1人乗りで4速マニュアル仕様のみで、グレードも3グレードであった。ホイールは10インチでブレーキは4輪ドラムブレーキであった。
1997年に荷台を箱型にしたバン仕様の「カーゴ」が登場。トラックは「ピック」として区分された。同時に2人乗り/3速AT車も加わった。
1998年に上級グレードにエアコンが標準装備となった。
1999年にマイナーチェンジ。軽自動車の規格改定に伴う改良により、安全性能の向上が行われる。2人乗りにはエアバックがオプション設定され、エンジンもキャブレター方式から電子制御のEFIとなりパワーアップが図られた。
2001年に製造・販売を終了した。
現在でもミゼットⅡはその独自のコンセプト・佇まいからファンが多い。
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最終更新:2025/12/16(火) 17:00
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