バトルオーバー北海道(通称:BOH)とは、以下の意味がある。
今となっては笑い話のレベルかもしれないが80年代~90年代前期、冷戦末期のころ、ソ連軍による日本上陸時のケースとして、北海道上陸と新潟上陸の二案が真剣に語られていた。
そのうちもっとも可能性が高いと思われていたのが北海道上陸の危険性であり、各種架空戦記(シミュレーション)作品でも取り上げられていた。その中でも代表的なものには、1.の「バトルオーバー北海道」がある。
この「バトルオーバー北海道」は当時コンバットコミックに連載されていた作品で、ソ連にクーデターが発生し欧州で第三次世界大戦が発生。極東地域の米軍戦力が欧州戦域へと向かわないように足止めするためソ連極東軍は北海道へ上陸することを選択。戦時法制などの不備により十分な準備が取れないまま自衛隊が現有戦力で上陸したソ連軍に立ち向かう姿が描かれている。
作品に協力していたのはRSBCや学園黙示録HOTDの原作者でも有名な佐藤大輔(藤大輔)氏だった。当時、氏はボードゲーム・デザイナーとして「北海道侵攻」など北海道における自衛隊を題材にしており、これらの取材などで使われた資料や考察などが用いられたようだ。単行本化にあたってはその他複数の作者による北海道防衛を描いた作品も掲載されている。
以後、北海道を舞台にした対ソ連戦争ではよくバトルオーバー北海道というタイトルが選ばれる元ともなっている。
近年は南からの脅威も高まっている為に北海道を仮想とした戦場ネタは減っていく可能性もあるとも見られているが、ロシアの経済復興に伴い極東地域の軍備増強が再びスタートされており予断は許さないであろう。
一方で、この作品と同時間軸で欧州で起こっていた戦争を描く「第三次世界大戦」も連載され、近年では同じコミックスにまとめられている。
「第三次世界大戦」においては、東西ドイツ国境を破って西側へソ連軍が侵攻、西ドイツ軍との激戦が描かれる。
登場キャラクターには小林氏の過去作にも登場したものや、血縁者がいる。「PANZER VOR!」の主人公、ヴィルヘルム・ハント。「黒騎士物語」のエルンスト・バウアーの息子、アロイス・バウアー。「狼の砲声」のアナートリィ・ゴロドクの息子、アレクセイ・ゴロドクがそれである。ただし、設定には齟齬がある。例えば、ハントは(第2次世界大戦で)最後に乗っていた戦車としてティーガーIIを上げているが、「PANZER VOR!」では最後に乗っていたのはヘッツァーである。また、ハントとエルンスト・バウアーが知己であったという描写があるが、過去作においては二人の接点は描かれていない。さらに、アロイスも(ネタバレ反転)1945年に戦死したはずのエルンストの息子としては若すぎる。パラレルワールドか、スターシステムだと解釈したほうがいいだろう。
よくある第三次世界大戦ものでは「核戦争」が定番であるが、この作品ではあくまで通常兵器による戦争となっている。物語途中でKGB政治将校の暴走により核地対地ロケット攻撃が行われそうになるが、ゴロドクの手によって阻止されている。
掲示板
12 ななしのよっしん
2022/08/10(水) 15:28:31 ID: UDklE0mI5f
北海道に着上陸できる規模の輸送艦がないからあり得ないけど、BC弾頭の弾道弾飽和攻撃は普通にありえるから全く笑えない
13 まいごのコヌコ
2023/05/12(金) 04:27:49 ID: jJZRGjpHfn
バトルオーバー北海道より先に第3次世界大戦
始まりそうなんやが(gkbr
14 ななしのよっしん
2024/02/08(木) 09:56:16 ID: 4hSEbU4Uh/
バトルオーバー北海道・バトルオーバー沖縄・レイドオントーキョー・ユギオⅡが同時多発的に起きそうな気がしてならないねぇ…
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/03(金) 04:00
最終更新:2025/01/03(金) 03:00
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