フォーマルハウト(Fomalhaut)とは、銀河系の恒星の一つである。本項で解説。
恒星(連星) | |
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フォーマルハウト Fomalhaut | |
符号 | みなみのうお座α星 |
距離 | 24.8光年 |
赤経 | 22h 57m 39.0s |
赤緯 | −29° 37′ 20″ |
スペクトル型 | A4 V |
表面温度 | 8590K |
視等級 | 1.16 |
絶対等級 | 1.72 |
半径 | 太陽の1.84倍 |
質量 | 太陽の1.92倍 |
光度 | 太陽の16.6倍 |
備考 | 周囲に塵円盤あり。 惑星が少なくとも1つ。 連星系の他の2つの恒星は この表では省略した。 |
参照:Wikipedia英語版 |
みなみのうお座の口に位置する白い一等星。名前もアラビア語で「魚の口」を意味する「ファム・アル=フート(فم الحوت)」に由来する。
日本では「秋の一つ星」と呼ばれ、長らく孤独な星というイメージがあった。日本から見える一等星のうち、春に見ごろを迎えるものは3つ、夏は4つ、冬は7つか8つもあるのに、秋の星座に分類される星座の一等星はフォーマルハウトただ一つしかないのだ。
一応、秋になってもいわゆる「夏の大三角形」の一等星たちが西の空に残り続けているし、晩冬になると東から冬の星座が昇ってくるが、南ではフォーマルハウトがひとりぼっちで輝いている。周りには一等星はおろか二等星以下の明るい星もほとんど見当たらないので、実にさみしそうである。
そんな訳で、地球から見るとぼっちなフォーマルハウトだが、クローズアップするとちょっとした家族を形成しているらしいことが分かってきた。
まず、フォーマルハウトは近くにいる恒星「みなみのうお座TW星」および「LP 876-10」と三連星を成している。さらにフォーマルハウト自身は塵の円盤に囲まれており、2008年、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によって円盤の中に惑星が潜んでいることが判明した。可視光で系外惑星が撮影できたのは初めてのケースだったりする(それまでの系外惑星は全て間接的な証拠から検出されていた)。
そのハッブルが撮影したフォーマルハウトとその円盤の姿は「巨大な目玉」に見えて不気味との評判。そしてそれとは微塵も関係ないが、フォーマルハウトはなぜかクトゥルフ神話に登場する神クトゥグアやアフーム=ザーの住処とされている。
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最終更新:2024/12/22(日) 03:00
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