マテリアルゴースト

マテリアルゴーストとは、葵せきな著作の富士見ファンタジア文庫のライトノベルである。イラストはてぃんくる。
第17回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作品。全6巻(1～4、0、5巻)。略称は「マテゴ」。
生徒会の一存シリーズのアニメ化発表に伴い、2009年6月頃から新装版として出回っている。タイトルロゴも実装された。

ドラゴンエイジ2011年5月号よりコミカライズ連載。
それに伴い、ドラゴンマガジン2011年5月号にマテリアルゴーストの新作短編が掲載される。

概要

「死にてぇ」

死にたがりの主人公、式見蛍は不意に車に撥ねられたことをきっかけに、「自分から半径2m範囲内の霊を実体化する」という能力を得る。

「もしかして･･･・・・あなた、私が見えてるの？」

その結果、記憶喪失の幽霊娘:ユウに「憑きまとわれ」ることになる。
容姿端麗だけど横暴な先輩･真儀瑠紗鳥やクラスメイトの巫女娘･神無鈴音らに囲まれるファンタジックゴーストストーリー。

次作「生徒会の一存」から入ってみたい人も多いだろうが、割とシリアス一辺倒。

主な登場人物

式見蛍（シキミ　ケイ）

本作品の主人公。現守高校2年。
「死にてぇ」が口癖の、常日頃『苦しまずに死ぬ方法』というのを考えている自殺願望者。
交通事故をきっかけに霊体物質化能力を身につけてしまう。

ユウ

記憶喪失の幽霊少女。
霊体物質化能力を身につけた蛍が駅のホームで彼女に会って以来、蛍にくっついている。

神無鈴音（カンナ　リンネ）

現守高校2年。蛍と同じ学校のクラスメイト。身長157cm。
霊能力者の家系で、本人も巫女。ただし巫女装束はあまり着たがらない。
蛍曰く、頭でっかち。すぐ顔真っ赤になったりもする。

真儀瑠紗鳥（マギル　サトリ）

現守高校3年。『帰宅部』の部長。漢口調。蛍を"後輩”、鈴音を"巫女娘”と呼ぶ。
趣味は他人弄り。専ら蛍がその対象となっている。
また、ここで紹介する中で唯一、幽霊を見ることができない。

星川陽慈（ホシカワ　ヨウジ）

高校3年。蛍や紗鳥と同じ中学出身。高校は別。
直情的短絡思考。幽霊を幽霊と気づかないくらい霊視力は高かったりするが、あまり要領は良くない。

篠倉綾（シノクラ　アヤ）

高校2年。蛍たちや陽慈とは違う高校。
蛍や陽慈の幼馴染。常にレモン飴を携行している。口癖は「あははー」。

式見傘（シキミ　サン）

高校1年。蛍の妹。
夏休みに入って唐突に蛍に会いにくる。
いつも蛍に引っ付いているユウをあまりよく思っていない。理由は「自分も引っ付きたいから」。

神無深螺（カンナ　シンラ）

鈴音の姉。神無家の天才巫女。
常にマイペースで、相手の言葉を表層上でしか捉えようとしない。
妹の鈴音に対しては特に突っ慳貪だが、理由は重度のシスコンから。

日向耀（ヒナタ　アカル）

現守高校1年。3人目の『帰宅部』部員。
人懐っこく、そして紗鳥もが苦手としている程の自己中心的人物。

ここで書いた人物の全員が全員(陽慈含む)、式見蛍に一定以上の好意を持っている。
ハーレムってレベルじゃねーぞこの野郎。

ちなみに真儀瑠紗鳥は葵せきなの次作『生徒会の一存』シリーズにも国語教師役で登場しており、
作者ブログ2009年2月3日に行ったマテゴ&生徒会の合同飲み会では彼女はマテゴ組として参入してる。

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関連項目

• 葵せきな
• 生徒会の一存
• ライトノベル
• 富士見ファンタジア文庫