ミツバチ(蜜蜂)とは、
ミツバチが花の蜜を集めて加工する「ハチミツ」は、その自然な甘味と高い栄養価から人間の食用にも利用されている。
そのため、世界各国で養蜂されている人間に身近な昆虫と言える。
ハチミツの他にもミツロウやプロポリス、ローヤルゼリーなど人間にとって非常に利用価値の高い存在である。また、習性を利用してイチゴといった作物の花の受粉目的に使われる。
野生化したものがたまに家屋の天井裏に営巣する事もあり、ハチミツが滲んだりしてきた場合は間違いなくミツバチが住み着いているので、駆除業者に依頼するかミツバチの扱いに長けた養蜂家に依頼してみるのがよい。
女王バチと働きバチの関係やニホンミツバチとオオスズメバチとの戦いなど、ネタが豊富なのでニコニコ動画にも多数の投稿がなされている。
天敵であるオオスズメバチに襲われると基本ひとたまりもないが、トウヨウミツバチは偵察に来た一匹だけならば、ミツバチが敵に群がって蜂球という塊を作り、オオスズメバチを蒸し殺すことが出来る。
これはオオスズメバチの耐熱限度が44~46℃であるのに対し、トウヨウミツバチは48~50℃であるために出来る技である。
…らしいが、実はオオスズメバチも普通の大気中だと48℃でも死なないし、そもそも蜂球でそこまで温度が上がらない。では何故オオスズメバチが死ぬかというと、ミツバチが高熱を発生させる過程で呼吸が激しくなり、二酸化炭素の濃度が4%くらい(≒呼気)に上昇することにより致死温度が低下するからだ。一方、ミツバチの方はその程度の濃度で致死温度が下がることはないためオオスズメバチだけを抹殺できるというわけ。
ただしなんせ致死温度ギリギリまで上げるため、エネルギー切れなのか熱にやられたのかトウヨウミツバチの方も、蜂球の中心部にいる個体は死んでしまうことも多い。つまり一番槍として的に突っ込んでいく個体は相当勇敢である。
ちなみにミツバチは越冬のためにも蜂球を作る。勿論保温が目的なのでこの場合温度は30℃ちょい。
普段から訓練しているからか二酸化炭素にもある程度耐性があるんだとか。
セイヨウミツバチも越冬のために蜂球を作るがあくまで越冬のための蜂球でありせいぜい30℃程度が関の山、スズメバチを殺せるような蜂球は作れない。しかし現地の天敵であるモンスズメバチ相手なら、群がって腹部を圧迫し、窒息させるという戦法をとって偵察員を抹殺している。
が、これは身体が大きくパワフルなオオスズメバチには通用しないため、日本などに輸入されたセイヨウミツバチは逃げ出したところでほとんど繁栄することなく潰される。
どちらにしても数十匹もの軍勢が押し寄せてきた場合ミツバチ側に勝ち目はなく、あっさり巣を壊滅させられてしまう。 セイヨウミツバチは存じのとおり全滅するがトウヨウミツバチは幼虫や蛹を残してせっせと逃げてしまう。養蜂でセイヨウミツバチが飼われるのは単純に蜜がたくさん採れるというのもあるが、この巣を捨てる習性の有無も大きい。
掲示板
102 ななしのよっしん
2024/09/12(木) 19:58:01 ID: Qgo0vTPxkV
イタドリの欧州での蔓延の一端に秋口に咲く花が少ない欧州で養蜂家が人為的に拡散したって聞いて面白と思った
103 ななしのよっしん
2024/09/16(月) 11:18:31 ID: bGGf9Qd5S4
セイヨウはトウヨウから密盗みに来るようで
逃げない代わりに乗っ取るとかヤバいわ
104 ななしのよっしん
2024/09/20(金) 10:41:56 ID: bGGf9Qd5S4
蜂は土の中に巣を作ることも多いので、適した土を入れた容器を置いて都市部と蜂を共生する試みもあるそうな
木箱がおけるならそれでもいいが
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最終更新:2025/01/19(日) 23:00
最終更新:2025/01/19(日) 22:00
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