『TS-MA2 メビウス』とは『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、地球連合軍が運用する宇宙戦用モビルアーマーである。
コズミック・イラでは、作業用外骨格から発達したモビルスーツとは違い、主に戦闘機から派生した戦闘兵器を『モビルアーマー』と総称していた。地球連合軍の主力モビルアーマー『メビウス』は、『メビウスゼロ』を原型とする宇宙戦用量産型MAである。
メビウス・ゼロの機動力や兵器搭載力に注目した地球連合軍は、ガンバレルを廃し武装システムを変更した一般パイロット用のメビウスを開発した。固定式のバーニアスラスターで機体を運動させていたメビウスゼロに対し、本機は最新技術である偏向型メインスラスターを機首部左右に配置することで複雑な立体起動を可能とした。
メビウスは、プラントとの開戦時からの連合軍の主要戦力ではあるが、C.E.70年 6/2の『グリマルディ戦役』時にメビウス・ゼロとガンバレルの使い手を大量に失ったため、埋め合わせとして通常型のメビウスを大量生産している。
また、ザフトのモビルスーツ『ジン』に対しては相当な不利を強いられており、初めての対MSの実戦では、ジンと一般機のメビウスとのキルレシオは5:1あるいはそれ以上とされている。ニュートロンジャマーの影響により、レーダー及び電波誘導兵器が無力化されているため、機動の自由度が高く四肢による格闘戦もこなすMSの有用性はさらに増すことになる。
メビウスは装甲と火力に優れる重戦闘機ではあったが、ザフトの開発したMSによりその存在意義が失われてゆき、連合軍の本格的な反撃は、連合側のMSの完成と本格的なMS量産体制の確保を待つこととなった。そして、ストライクダガーなどのMSの本格配備後は、メビウスの役割はMSとの正面戦闘よりも攻撃機的な役割にシフトしていくことになる。
メビウスは機体下部の複数のマウントラッチに、作戦に応じた装備を換装して、様々な状況に対応でき、マルチロール性能は原型機のゼロより融通が利くようになっている。
メビウスの固定兵装で二門装備。近接戦闘と牽制に使用するが、MS相手には効果が薄い事が多かった。
リニアレールを用いて実体弾を射出する兵器で、"命中さえすれば"ジンに対しても有効打を与えられる装備である。
有線誘導式のミサイルで、最大4発まで搭載可能。リニアガンと並ぶメビウスの主兵装。
核ミサイル装備型は、ユニウスセブンへの撃ちこみなど『血のバレンタイン』の悲劇にも関わっている。
大型の核ミサイルは左右のウェポンベイからアームで吊り下げられるように装備される。
『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』で、サーペントテイルの叢雲劾の乗るメビウスが、機体下部に装備していたもの。ASTRAYシリーズには他にもミラージュコロイドを装備したメビウスも登場する。
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最終更新:2025/12/10(水) 13:00
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