ヤマト渦中へとは、宇宙戦艦ヤマト2199作成にあたり、「銀河航路」などと並んで新たに作曲されたBGMの一つである。作曲は無論、宮川彬良氏。
ヤマトのテーマを原型としつつも、宮川氏曰く「剣の舞をイメージした」ようなアレンジが加えられており、地上波第三話の浮遊大陸砲撃戦のような戦闘シーン、あるいは場面の激しい転換シーンに多用されている。曲調から「ブンチャカヤマト」とも宮川氏は俗称している。戦闘用BGMに相応しい、激しいテンポと盛り上がりが特徴。
最初に用いられたのは、木星の人工浮遊大陸でのガミラス艦隊相手の砲撃戦である。この時がヤマト初の敵艦に対する本格的な戦闘であり、それまでの防衛艦隊では歯が立たなかったガミラス艦隊をショックカノンや三式弾で一蹴する戦いぶりもあって非常に曲と場面がマッチしていたことも、視聴者に強く印象づけられた。
第5話のような例外(反射衛星砲で大破)もあるが、基本的にヤマト虐殺反撃開始のBGMである。
対艦戦闘だけではなく、第14話ではアケーリアス文明の末裔、ミレーネル・リンケの精神攻撃を兄の記憶の助けにより跳ね除けた古代が、初めて森雪船務長を「雪!」と名前で呼び、同じく精神攻撃を受けていた彼女を救出に行くなど、意外な使われ方もされた。古代が初めて、感情を心底露わにした場面のBGMでもあった。
但し虐殺のテーマにふさわしく、何者かに憑依された岬百合亜により波動エンジンが再起動され、リンケ特務官の思念体は、脱出不可能な波動防壁隔離区画内に封鎖されたまま、莫大な波動エネルギーにより焼き切られ、苦しみながら脳死に至る形で抹殺された。ある意味で波動砲やショックカノンよりも恐ろしい反撃が待っていたのだ…
元々、ヤマトのBGMや波動砲、ショックカノンのSEは処刑用BGMとして使われることが多かった。そこへ持ってきて、更にテンポの早い戦闘的な曲調や前述のような2199劇中での使われ方から、こちらも順調に処刑用BGMとして広まりつつある。また、一部MADでは実体弾である三式弾(三式融合弾)が敵艦を貫通するSEとも、併用されていることがある。
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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