グライド(Glide)とは、ヨメガが販売するヨーヨーの名である。
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2012年に発売された、ヨメガのハイエンドストリングトリックモデル。
ヨメガは長らくストリングトリック機の不振にあえいでおり、それを脱却するモデルの開発を急いでいた。
本機はヨメガストリング機の集大成であり、なおかつヨメガの迷走に翻弄された悲劇のヨーヨーでもある。
ボディ材質はアルミニウム合金のモノメタル。ボディ形状は流行のHプロファイル形状を採用している。
ステップ部分には若干のインバースラウンドがかけられており、少しだけ持ちやすさに配慮されている。
重量は69gと若干重めだが、標準の範囲内。
今まで奇をてらってコケてばかりだったヨメガストリングトリック機の中で、本機はこれまでのトレンドにしっかり乗った、無難な出来のハイエンドモデルに落ち着いた。
満を持して登場し、ユーザーの評価も上々だった。しかし蓋を開けてみると無難すぎてインパクトに欠け、他社の高性能フルメタルの陰に完全に隠れてしまったのである。
ハイエンド機はもうバイメタルの時代であり、モノメタルは製造元を中国に移転して6000円台に押さえるようになっていた。1万円以上するモノメタル機をヨメガが今更出しても、長年のイメージを覆すには至らない。
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当時コラボレーションしていた「スターウォーズ」のモデルも出ているが、2019年になっても一部は売れ残っているほどであった。
2014年、「ヨーヨーファクトリー・DV888」が引き戻し仕様にリニューアルされた。
上級者向けのフルメタル機種を引き戻しにしてどうするんだ、と誰もが思ったが、実は初めてヨーヨーを見る顧客の中には、かっこいいから金属製が欲しい、という層が結構いることが発覚したのである。
そのような顧客に対応するため、ベアリングをサイズC薄型にして引き戻しができるようにした。
これを見て、ヨメガも「グライドは上級者には無難すぎるヨーヨーだったが、それを逆手にとって初心者におすすめすればよいのではないか」と気づいたらしい。本機も2016年版から搭載ベアリングをサイズC薄型に変更。
引き戻し仕様にすることで、ヨーヨーを始めて間もない初心者にターゲットを向けることにした。
価格も6000円台に押さえ、セールを利用すれば3000-5000円程度での購入も可能であった。
しかし、「グライド」は、初心者向けの割には重めで、戻りが悪い。そのため、ヨメガ他機に比べると今度は上級者向け過ぎるという弊害が生まれた。評価されているとはいっても、それは「ヨメガにしては」「値段の割には」であり、その「値段の割には」は、ショップの割引セールを加味した値段だったりした。
2018年にヨメガはストリング機を完全に初心者向けとする方針になり、メタル機種は「ヨメガ・マーベリック」をリニューアルして対応した。「グライド」は、それと交代する形で一旦展開を終了する。
展開終了後も、ヨメガ公式HPには「PRO LEVEL」のアイコンが消されずに残され、「グライド」の画像もそのままだった。
また、2020年頃からヨメガ機はAmazon専売となったのだが、当該ページに「GROOV」および「Glide XP」と称するヨーヨーが掲載され、「Coming Soon...」となっていた。
Amazonでの販売状況から、ヨメガは業務を縮小するつもりであることが見て取れ、この2機種も看板倒れで終わる可能性がユーザーに指摘されていた一方、「Glide XP」なるヨーヨーは既存機種のリニューアル版だろうから、もう一方の「GROOV」よりはリリースの可能性が高いとも考えられた。
蓋を開けてみると両機は無事発売され、2021年春頃には日本でも注文できるようになっていた。
本体は2016年版と大きな違いはなく、引き続きデフォルトでは引き戻しで販売されている。
大きく違うのは価格で、3000円と大幅値下げされた上で、ブリキ缶に凹型ベアリングをはじめとした各種パーツ付属とオプションが充実している。
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最終更新:2025/12/05(金) 21:00
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