世界ふれあい街歩きとは (セカイフレアイマチアルキとは) [単語記事]

世界ふれあい街歩きとは、NHKが2005年から放送中の紀行番組で、英語タイトルは「Somew here Street」である。

概要

街中をステディカム（手持ちカメラ）で歩きながら、まるで自分が現地を散策しているような臨場感ある映像で構成。インタビューなどはほとんどなく、現地で出会う人々とのやり取りや日常風景をそのまま音声で伝える形式。語り手はナレーターが後でアフレコしています。名所紹介よりも路地裏や一般市民の暮らしに焦点を当て、「知られざる魅力」の再発見を狙っています。

ニコニコ動画でも当番組を模したファンメイドの紀行動画が投稿されています。

制作スタイル

ロケ体制：撮影クルーはディレクター・撮影・音声・通訳の少人数。撮影には数週間をかけ、下見→ステディカム撮影→アフレコという流れを経て行われます。
ステディカム使用：10〜20㎏の装備を担ぎながら、滑らかな映像を維持した撮影を実施。映像に撮影スタッフが映り込まないよう細心の注意が払われています。

見どころと実例

各国の都市が毎回1〜2本：大都市とその周辺小都市を組み合わせて紹介（例：フィレンツェ＆ナポリ、ルーアン（フランス北部）など）。
現地の生活風景紹介：市場、住宅街、公園、カフェ、独特な文化・風土などを、住民の日常を通して感じられる内容。たとえばスイスの町やイタリア・マテーラなどが最近の放送地です。