二人ともイキスギだからOKかとは、ガバガバ運転シリーズ等の淫夢実況シリーズにおいて使用される淫夢語録である。
ガバガバ運転シリーズでは自動車等の乗り物の運転を中心としたゲーム実況動画が多数投稿されているが、その名の通りプレイングについてはガバガバであることもままある。特に、レースゲームではブレーキングを遅らせる技術を駆使することで、ポジション争いで優位に立てるが、適正な制動距離を見誤ると、コースオフを喫したり、肝心なところでアンダーステアを出したりすることにより、逆にポジションを失うこともある。
この語録は上記のようなポジション争いのなかで、複数の車両が同時にコースオフを喫して「イキスギ」てしまった際に、「あー!イキスギィ!
元ネタはスーパーGTの実況動画で、2台の自動車がコーナーの手前で減速しきれずに、コースをショートカットしてしまった際の実況(中島秀之アナ)・解説陣(福山英朗・由良拓也)の発言。野獣先輩の「イキスギ」発言に通じるものがあったために、問題発言(問題シリーズ)として扱われ、ガバガバ運転シリーズの中で利用されていく中で、淫夢語録化していった。
一連の流れは、2014年のスーパーGT 第6戦 鈴鹿1000kmレース(鈴鹿サーキット)の、PETRONAS TOM'S RC F(36号車: 白いの)を駆るジェームス・ロシターとMOTUL AUTECH GT-R(23号車: 赤いの)を駆る松田次生のポジション争いの中で生まれた。
レースは終盤に差し掛かかろうという117周目、前の周にタイヤを交換したばかりのロシターを松田が猛追し、130Rでロシターの背後に迫った。ロシターのタイヤはまだ完全に温まりきっておらず、状況としては松田に利があったが、じきにロシターのタイヤも温まりきるため、松田はすぐにでも勝負を仕掛ける必要があった(動画内の「温まってきちゃうと(福山)」発言はこのことを指している)。このため、松田は130Rを抜けた後の直線でロシターに並びかけ、サイドバイサイドに持ち込む。次のシケイン(日立オートモティブシステムズシケイン)は超低速のコーナーであるため、よりブレーキを遅らせ、先にコーナーに進入した方が有利となる。このため、ロシター・松田ともにブレーキを遅らせたが、減速しきれずに「イキスギ」てしまい、2台ともシケインをショートカットしてしまう。モータースポーツにおいては、コース外を走行して他の競技車両に対して利益を得た場合、罰則(ドライブスルーペナルティ・XX秒ストップペナルティ)が課されることになるため、ポジションを譲り先行させる必要がある。しかしながら、ロシターと松田は「お互いにイキスギ」たため、ポジションを譲る必要はなく、現在のポジションのまま競争を続けることができる。この状況を視聴者に伝達するため、「2人ともイキスギだから(ポジションを譲らなくて)OKか(由良)」「そうですね(福山)」という発言に至ったものと考えられる。
なお完全に余談ではあるが、このレースは最終的にロシターの36号車が優勝し、松田の23号車が2位となった。2人ともイキスギていなければ、レースの結果は違ったものとなっていたかもしれない。
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最終更新:2025/06/23(月) 20:00
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