亡き王女の為のセプテットとは (ナキオウジョノタメノセプテットとは) [単語記事]

亡き王女の為のセプテットとは、上海アリス幻樂団製作の楽曲の1つである。

	♪ 亡き王女の為のセプテット亡き王女の為のセプテットについて語るスレ#51より
	♪ 亡き王女の為のセプテット亡き王女の為のセプテットについて語るスレ#75より

概要

セプテットとは七重奏の意味で、編成は大きく分けて次の三つからなる。
（ヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、コントラバス、チェロ、ファゴット、ホルン）
（ヴァイオリン×２、ヴィオラ、コントラバス、チェロ、トランペット、ピアノ）
（ヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、チェロ、ファゴット、ピアノ〈またはチェンバロ〉、ホルン）
上記の三つがセプテットの大きな編成である。

この「亡き王女の為のセプテット」にはラスト面という雰囲気を出すために様々な工夫がしてある。
重厚さや不気味さをあまり出さず、ジャズチックにロリっぽさを混ぜるなどZUN氏の作曲能力の高さが伺える。
またZUN氏自身メロディを理解しやすく、お気に入りだとか（東方紅魔郷～Music room No.13「亡き王女の為のセプテット」説明欄より）。

なお、この曲のタイトルである「亡き王女の為のセプテット」とは、フランスの作曲家モーリス・ラヴェル（1875-1937）が作曲したピアノ曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」をもじったものである。

ちなみに、その曲自体はセプテット（七重奏）でもないため、曲の雰囲気だけ真似たものと見られる。

そもそも幻想郷には王女が居らず、誰かが亡くなった訳でもない。
結局の所、この王女の正体は謎・不明である。（東方紅魔郷～おまけ txtより）

上海アリス幻樂団製作の楽曲の中でも群を抜いた人気を誇る曲で、非公式のものではあるが東方シリーズ人気投票では音楽部門において記念すべき第1回で1位、2・3・4・5回は１位を逃すも、その後第6回で再び1位を獲得して以降、現在の第10回に至るまで1位を独占し続けているほど。
一番順位が低かった第3回でも7位だというのだから人気の程が伺える。
（余談だが、第1・9・10回の3度においてすぐ下の2位に妹であるフランドール・スカーレットのテーマ曲「U.N.オーエンは彼女なのか？」が来ており、姉妹でワンツーフィニッシュを飾っている。）
第11回人気投票では惜しくも1位を逃すが、1位のU.N.オーエンは彼女なのか？に次ぐ僅差の2位で、第9回から3回連続の姉妹ワンツーフィニッシュであった。第12回でも前回同様の2位かつ姉妹ともどもワンツーフィニッシュで、ポイントシステムが変わったのもあってか3位に4000P以上の大差を付けた圧倒的ワンツーであり、まだまだ人気は微塵も衰えていない。