低レート帯とは、オンライン対戦ゲームにおけるレート(レーティング)が極端に低い対戦環境のことである。
多くのオンライン対戦ゲームでは極端な腕前の差が生じないよう、プレイヤーの腕前を評価して近い実力のプレイヤーをマッチングさせるようになっている。作品によって「レート」「ランク」「段位」など呼び方は様々であるが、本記事では「レート」を用いる。
高レート帯はもちろん上級者、重課金者、廃人が集まるようになり、必然的に廃レベルハイレベルな対戦環境となるのだが、低レート帯は初心者、エンジョイ勢が集まって和気あいあいとした雰囲気になる・・・かというとそうではない。
極端な低レート帯は、上級者にはまず理解できない動きをするプレイヤー、そもそも勝ちを目指さないプレイヤー、ネタに走ってウケを取ろうとするプレイヤー、煽り行為や遅延行為を繰り返す迷惑プレイヤー、低レート帯に潜って初心者狩りをする上級者などが入り混じり、カオスと化すのが常である。
ブラック・ホワイトよりランダムマッチが可能となり、レート性が導入された。レート1500からスタートし、1000を切ると俗に「3桁界」と呼ばれる低レート帯に突入する。
ソード・シールドではランク制が採用され、人口分布がひし形から裾野の広い三角形となったため実質的な低ランク帯は無くなったが、実況者すぃか氏によりパスワードマッチを利用した擬似的な低レート帯「ネストボール級」が提唱され、大喜利部屋として人気を集めている。
「プレイスタイルの近いプレイヤーとマッチングする」というシステムがあり、敵をキルしないプレイを続けることで意図的なガンジープレイヤーや初心者たちが集まる特殊なマッチング環境に入ることができた。地雷プレイヤーを指すスラング「ゆうた」から取って「ゆうたの楽園」と呼ばれている(詳しくはゆうたの楽園の記事を参照されたし)。
続編ではマッチングの仕様が変更となり、極端に偏ったマッチング環境は無くなった様である。
単純なランキングではなく「自分がどのくらいの人数より上にいるか」を示す「世界戦闘力」というスコアを「スマブラfor」より導入。次作「SPECIAL」では世界戦闘力の高いプレイヤーが「VIPマッチ」という専用部屋に入れるようになった。
その一方で自然発生したのが俗に「逆VIP」と呼ばれる低レート帯である。対戦相手の世界戦闘力の差と対戦結果により自分の世界戦闘力は変動するのだが、世界戦闘力が10万を切り、負けが込んでくると互いの世界戦闘力が拮抗し、ほぼ数値が上下しなくなってしまう。連勝すれば数値の上がり幅は大きくなるのだが、通信環境の悪いプレイヤーや練習の過程で逆VIPに落ちてきた変にコンボの洗練されたプレイヤーなどに当たることもあり、上手く対応できないとなかなか抜け出すのが難しい。
2021年6月21日のアップデートでルームマッチが追加され、プレイヤー間での大会開催が可能となった本作。スタミナを極端に低くしたウマ娘でヘロヘロ状態の顔を楽しむ大会、ブロンズコレクターであるナイスネイチャで3着を目指す大会など、変則レギュレーションの大会が様々に開催されている。
そんな中で注目を集めたのが、出場可能ランクを絞った「メジロマックEーン杯」である。
メジロマックイーンは育成中に「ファン数3000人を達成する」という育成目標をクリアする必要があるのだが、達成期限の12月後半に開催されるG1レース「ホープフルステークス」で10000人ほどのファンが獲得できるため、このレースのみに賭けて限りある時間を能力育成に回すトレーナーが少なくない。
しかしここで運悪く惨敗してしまうと、そのまま目標を達成できず育成終了となってしまう。この場合育成ランクがEになることが多く、通称メジロマックEーンと呼ばれる。(詳しくはメジロマックイーン(ウマ娘)の記事を参考のこと。)
効率的なプレイを追求するプレイヤーはこのメジロマックEーンを量産しやすく、擬似的な低レート帯であるメジロマックEーン杯は人気を集めている。このルームマッチのため一切レースに出場させず、育成に全振りしたメジロマックイーンは「脱法マックEーン」などとも呼ばれている。
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最終更新:2025/03/20(木) 01:00
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