堀島行真(ほりしま いくま)とは、岐阜県揖斐郡池田町出身のフリースタイルスキー選手のことである。
出身地の池田町は雪があまり降らない地域なのだが、スキー好きの両親の影響でわずか1歳頃から県外のスキー場へ通いスキーを滑り始める。
毎週のようにスキー場に通うことで基礎的な技術をどんどんと習得していき、小学4年生頃に本格的にモーグルの大会に参加し始める。小学校卒業時には「オリンピックでメダル獲得」を将来の目標として卒業新聞に書いていた。
高校は岐阜第一高等学校へ進学。高校2年時にイタリアにて開催された世界ジュニア選手権デュアルモーグルにて7位入賞、翌年フィンランドで開催されたフリースタイルスキー・ワールドカップ開幕戦デュアルモーグルでは3位に入り、国際大会で初の表彰台に立つ。この年FIS(国際スキー連盟)からルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選出され、メディアからも冬季オリンピックのメダル候補として注目され始める。
2016年中京大学に進学。 2017年にスペインで開催されたフリースタイルスキー&スノーボード世界選手権ではシングル・デュアルモーグルの2種目で金メダルを獲得。男子では初、女子を含めても上村愛子以来2人目の2冠を獲得した。この活躍もあり、平昌オリンピック フリースタイルスキー男子モーグルのメンバーに選出された。
前年の世界選手権2冠に加え大会直前に開催されたW杯でも初優勝するなどの活躍から、金メダル候補に数えられた堀島だったが、予選5位で迎えた決勝2回目で転倒してしまい上位6人のみ滑ることができる3回目へ進めず、まさかの11位という結果に終わってしまう。
大学卒業後はトヨタ自動車所属となる。以降は世界ランキングも絶対王者のミカエル・キングズベリーと激しく凌ぎを削りあい最高順位は2位(2018~19、2019~20)と世界のトップスキーヤーとして活躍。W杯通算で11勝を挙げ、上村愛子の持つ通算10勝を超えW杯歴代日本人最多勝利を記録。2021~22年シーズンには全戦で表彰台にのぼり、北京オリンピックのメンバーにも選出された。
迎えた北京オリンピック。バランスを崩し予選1回目は16位とつまずいたが、予選2回目では5位で決勝進出。決勝では前回敗れた決勝2回目で全体3位となり決勝3回目に進出。メダルのかかった3回目では着地で乱れたものの、とっさの判断でエアの得点よりスピードを重視した滑りに変更し全体2位のタイムで滑りきり、これが功を奏して3位で表彰台に立ち銅メダルを獲得。この大会日本勢最初のメダル獲得者となった。
世界一とも言われるカービングターンの技術力や、非常に高さのあるエアを武器としている。
身体能力が高くパルクールを特技としており、練習に取り入れている。パルクールの他にもスノーボード、フィギュアスケート、体操、高跳び込みなどもモーグルの練習として取り入れている。
性格は真面目であると言われる一方で、天然であるとも言われている。
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最終更新:2024/03/29(金) 05:00
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